社会・環境(CSR)

労働安全衛生

安全に、安心して働ける職場環境の整備

基本姿勢

社員の「労働安全」「健康衛生」を確保することなくして、企業の持続的な成長は望めません。安全と健康に配慮した職場環境を提供するため、労働災害の撲滅、長時間労働の是正、メンタルヘルスの向上に取り組んでいます。

行動規範

Environment, Safety & Health

私たちは、事業活動にあたり、地球環境、安全、健康を最優先します。

労働安全

労働安全の確保に向けた「安全活動3本柱」の推進

労働災害を未然に防止する手段として、帝人グループでは、「5S活動」(整理・整頓・清掃・清潔・躾)、事故にはならなかったものの“ヒヤリ”“ハッ”とした経験を共有する「ヒヤリハット活動」、そして「安全巡視」を安全活動3本柱として位置付けています。

これらの活動から得た情報を活用し、個人の危険感受性向上、職場のコミュニケーション向上を図り、帝人グループにおける労働災害の撲滅を目指しています。

また、安全衛生委員会などの法定の会議体、ESH推進委員会などの独自の活動により情報共有と協議を行い、職場の安全確保および安全活動のレベルアップを図っています。

休業災害防止に向けた取り組み

2017年(1月~12月)の休業災害度数率*は0.38(国内0.49)となり、目標の「0.25以下」を達成することはできませんでした。

2017年度(4月~3月)は、1件の回転体休業災害が発生しました。
回転体への巻き込まれ災害(回転体災害)の防止は継続的な課題であり、災害が発生するたびに当該現場での真因の究明と再発防止策の徹底に努めるとともに、教育と設備対策の両面で対策を講じています。

教育においては、国内を対象として、機械安全に関する教育講座を実施し、回転体災害防止対策の考え方・基準の周知徹底を図っています。設備対策では、海外も含めたグループ内の機械安全の推進状況を定期的に確認し、仮に人間の作業ミスがあっても災害発生に至らない安全な設備を目指して活動しています。

2018年度は、発生した休業災害の大半を占める作業・行動に起因する災害発生の抑制のため、特に作業経験の浅い未熟練者への対策に取り組んでいきます。

また、グループの事業所内で発生した請負企業の休業災害に対しても、報告を受けて内容を把握し、請負企業の安全確保に対する取り組みを支援・推進しています。

  • *休業災害度数率:100万労働時間当たりの休業災害者数を示す。

休業災害度数率保証対象指標

休業災害度数率
  • 休業災害度数率については、1月~12月で算出しています。
  • 上記数値はCSP(Continental Structural Plastics)社を含みません。
  • *出展:厚生労働省 労働災害動向調査資料

グループ内での労働災害情報共有と災害発生時の対応

帝人グループ内で発生した休業を伴う労働災害の情報は、全てイントラネットで公開し、同種や類似の災害再発防止に役立てています。

特に、災害発生状況や原因が「ESH監査規則」に定める「特別監査」の要件に該当した場合は、その事象の内容に応じて本社または事業グループにて特別監査を実施し、現地で要因と状況を把握した上で、再発防止対策の進捗や改善点の有無を確認しています。2017年度(4月~3月)は、海外で発生した回転体不休業災害の案件について、1件の特別監査を実施しました。

労働安全衛生マネジメントシステムの適合証明取得

帝人グループは、作業リスクを低減するため、製造・加工事業所を対象に労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)の適合証明取得を進めています。

2018年3月末時点で、国内24、海外13、合計37の事業所・工場が取得しています。取得推奨事業所のうち、73%が適合証明を取得しています。

健康衛生

「健康経営」

帝人グループは、かねてより企業理念において社員の健康を尊重する企業であることを社内外に表明しており、その基本的な価値観を「帝人グループ健康経営宣言」として表明しています。この健康経営の取り組みの一環として、社員一人一人が自らの問題として「健康」を考える機会とするために「健康経営ハンドブック」を作成し配付しました。社員が究極の経営資源であるとの考えのもと、今後も帝人グループ各社が連携しながら、心身ともに健康で、活気に満ちた職場づくりを進めます。

また、経済産業省から優良な健康経営を実践している企業として、健康経営優良法人2018(ホワイト500)にも2年連続して認定されました。

きめ細かなメンタルヘルスケア対策

メンタルヘルスケアを主眼においた研修・教育を各所・各社で実施

帝人(株)では、本社および主要事業所に診療所を配置しているほか、東京本社内にグループ社員の心身の健康管理施策の企画・推進・効果検証を行う専門組織として健康管理室を設置しています。

特にメンタルヘルスについては、社員からの相談窓口を社内外に設け、健康管理室が精神科専門医の指導のもと、きめ細かに「こころ」のサポートを行っています。健康管理室スタッフ(臨床心理士、保健師、看護師)および外部EAP(従業員支援プログラム)に寄せられた2017年の相談回数は、2,812回(2016年2,431回)でした。

また、健康管理室スタッフによる新入社員研修をはじめ、セルフケア、ラインケア研修も定期的に行い、延べ61回、約1,600人の社員にメンタルヘルスの予防教育の普及を図りました。

「個人と職場のいきいき診断」の実施

帝人グループでは、「全職場ストレス診断」を2003年より実施しています。さらに、ストレスチェック法制化に伴い、従来の職場のストレス診断に個人のストレス診断を融合させた「個人と職場のいきいき診断」を2016年7月から毎年実施しています。

診断結果が一定基準を超えた職場に対しては、現場の社員の話し合いを通じてボトムアップ型で改善を図る職場改善活動を実施しています。この活動により、2017年7月度の診断結果(効果測定)では対象職場の約7割で改善が見られました。

今後とも、これらの診断、改善活動を通じて、風通しの良い働きやすい職場づくりを目指していきます。

健保組合と連携した予防・健康づくり

帝人グループでは、健康保険組合と連携し、健康データの分析に基づいたデータヘルス計画(コラボヘルス)を実施しています。会社と健康保険組合が保有している社員一人一人のデータを活用しながら、リスク別に分けてターゲットを絞った保健事業を展開するほか、ポピュレーションアプローチ(集団全体への働きかけ)から重症化予防までさまざまな保健事業を展開しています。