社会・環境(CSR)

体制と取り組み

事業と社会の持続可能な発展を目指して、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献していく“事業と一体化したCSR経営”を推進しています。

CSR推進活動の特徴

帝人グループは、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」や、気候変動枠組条約の「パリ協定」などグローバルの社会課題を踏まえ、事業と社会の持続可能な発展を目指して、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献していく“事業と一体化したCSR経営”を推進しています。CSRの重要課題(マテリアリティ)の中から、環境負荷低減やダイバーシティなどを中期経営計画の重点領域に特定し、経営課題として推進しています。

CSRマネジメントをグループ全体で統合的、効率的に進めるため、CSRを管理するCSR管掌の下、重要なCSR課題ごとに主管部署・担当組織を定め、中長期および単年度の計画(Plan)を立てることで、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)のPDCAサイクルを回し、CSR活動の継続的な改善・向上を図っています。

CSR活動のPDCA

CSR活動のPDCA

グループCSR委員会の役割

グループCSR委員会は、CSRに関するグループ全体の重要課題・取り組みについて審議・推進しており、委員会会議を1年に2回開催しています。2017年度は3月と9月に開催。CSRの長期ビジョンおよび中短期方針の審議のほか、CSR調達の基本方針・ガイドライン改定の審議、個別マテリアリティの進捗確認を実施しました。

グループCSR委員会の下には、6つの部会・会議体を置き、CSRの重要課題(マテリアリティ)をはじめ、さまざまなCSR課題に取り組んでいます。

グループCSR推進部会では、取り上げる課題が増えてきたことを受け、2016年度より、部会会議の開催回数を1年に2回から4回に増やし、より深く議論しています。2017年度は、6、8、10、2月に開催し、社会課題に対する価値創出(3ソリューション)の実績を集約したほか、CSR調達における方針・ガイドライン・アンケートの改訂および事業展開などについて議論しました。

帝人グループのCSRマネジメント体制

2018年4月1日現在

帝人グループのCSRマネジメント体制

グローバルCSR会議の開催

2017年9月28日、帝人(株)東京本社に、海外のCSR担当者が集まりグローバルCSR会議を開催しました。会議では、 CSR管掌のもと、CSR中期計画を再認識するとともに、行動規範の改定、グループ内CSRコミュニケーション、CSR意識調査アンケート等の取り組みや、各国のCSRトレンドについて情報共有を行いました。

CSR意識調査アンケートの展開

役員・社員のCSRに関する認識の実態を把握し、今後の浸透活動などの諸施策検討に活かすことを目的に、2016年度より“CSR 意識調査アンケート”を実施しています。このアンケートは、従来一部の社員を対象に実施してきた「倫理意識調査アンケート」を拡充し、企業理念・ブランドステートメント、倫理意識、従業員満足度、ダイバーシティなどCSR全般の意識調査を行うための設問としており、各回答をスコアリングし5段階で判定することで、CSR思考浸透度を評価しています。 2017年度は、国内グループ会社全従業員を対象にアンケートを実施した結果、9,894件(79.7%)の回答があり、CSR思考浸透度は48.8%でした。今後、本調査をグローバルに展開していくとともに、CSR思考浸透度の2019年度目標を60%に設定し、CSR基本方針やCSRマテリアリティなどの浸透活動を推進します。

外部からの評価

SRIインデックスへの組み入れ状況(2018年7月現在)
帝人グループは、これまでのこれまでのESGへの取り組みと、情報開示における透明性を評価され、代表的なSRI指標である下記のインデックスに継続して組み込まれています。
  • 「Dow Jones Sustainability Indices」(評価基準:経済・環境・社会)
  • 「FTSE4Good Index Series」(評価基準:環境・社会問題・人権)
  • 「Ethibel Investment Register」(評価基準:経済・環境・従業員・社会)
  • 「FTSE Blossom Japan Index」
  • 「MSCIジャパン ESGセレクト・リーダーズ指数」
  • 「MSCI日本株女性活躍指数」
Dow Jones Sustainability Indices
FTSE4Good Index Series
Ethibel Investment Register
FTSE Blossom Japan Index
MSCIジャパン ESGセレクト・リーダーズ指数
MSCI日本株女性活躍指数
受賞・認定(2017年度)
帝人グループのESGへの取り組みに対して、2017年度は下記の受賞・認定を受けました。
  • テイジン・アラミドB.V.が、EcoVadisのサステナビリティ調査における「ゴールド評価」を獲得
  • 南通帝人が江蘇省から「排汚許可証」を取得
テイジン・アラミドB.V.が、EcoVadisのサステナビリティ調査における「ゴールド評価」を獲得
「排汚許可証」
  • 「健康経営優良法人~ホワイト500~」に選定
健康経営優良法人~ホワイト500~
  • 女性活躍推進企業として「なでしこ銘柄」に選定
「なでしこ銘柄」

グローバル・コンパクトへの参加

帝人(株)は、国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト*」に2011年3月から参加しています。「国連グローバル・コンパクト」は、各企業が持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに自発的に参加するという取り組みです。参加を表明した企業は、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」に関する10原則を容認し、実践することが求められます。

帝人グループは、グローバル企業として質の高いCSR経営を実践するために、2011年度、「国連グローバル・コンパクト」の原則を踏まえて「企業行動規範」「企業行動基準」を見直し、事業活動において、人権尊重などの基本原則を実践する方針を明確にしました。

  • *国連グローバル・コンパクト:1999年1月、世界経済フォーラム(ダボス会議)の席上で、コフィー・アナン国連事務総長(当時)が提唱した企業の自主行動原則。
国連グローバル・コンパクトの10原則
人権
原則1 企業は、国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、
原則2 自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。
労働
原則3 企業は、結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持し、
原則4 あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、
原則5 児童労働の実効的な廃止を支持し、
原則6 雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。
環境
原則7 企業は、環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、
原則8 環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、
原則9 環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。
腐敗防止
原則10 企業は、強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである。
コミュニケーション・オン・プログレス 国連グローバル・コンパクトの原則の実践状況および国連の様々な目標の支持について、このコミュニケーション・オン・プログレスを通じて報告しています。 内容に関するご感想・ご意見を歓迎します。