「公益財団法人 帝人奨学会」（理事長：大八木 成男）では、中国での科学技術の振興および優秀な学生の学業支援を目的として、2010年度より中国における奨学金給付事業を開始し、すでに4大学36名（2010年度：12名、2011年度：24名）の学生に奨学金を給付してきましたが、このたび、中国の奨学生の動機づけや大学・専門の違う奨学生同士の人材交流を図るため、昨年・一昨年の北京大学・清華大学の奨学生および両大学関係者の計28名を集め、「中国奨学金事業 認定式・交流会」を、3月19日（月）に北京大学構内にて開催しました。

　認定式および交流会では、帝人奨学会への多数の謝辞が寄せられました。また奨学生交流会の際には北京大学・清華大学の皆さんから「将来の夢」について、コメントを頂きました。そのコメントは、「地方から送りだしてくれた家族のために頑張りたい」「中国国家のために尽力したい」「故郷の発展に貢献したい」「自分の会社を創りたい」など、夢や志に満ちていました。

　公益財団法人 帝人奨学会では2012年度の中国における奨学金給付事業を拡大し、年間給付人数を2011年度の1.5倍となる36名とすることを決定致しました。今後も大きな夢や希望に向かって挑戦する若き科学技術者の育成を目指して、学生の皆さんの支援を継続してまいりたいと考えております。

＜藤本事務局長より認定証授与＞

＜奨学生交流会の風景＞