活動報告

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活動報告

役員より退任のメッセージをいただきました。

集合写真

  2015年春の理事会・評議員会をもちまして、公益財団法人帝人奨学会の役員の職をご退任される3名の先生方からメッセージをいただきました。

ご退任

・市川 厚氏(京都大学名誉教授/武庫川女子大学教授 薬学部長)
 帝人奨学会の選考は、大変厳しい内容です。各分野の第一人者である先生方から次々に投げかけられる質問に応えるためには、相当な知識と入念な準備が必要となります。学生本人だけではなく、指導教官にもプレッシャーがかかっていることでしょう。
 帝人奨学会は奨学生自らが自由に研究できる環境を与えてくれるボトムアップ型の数少ない奨学会です。その結果、世界中で活躍できるすばらしい人財が生まれています。これからも引き続き、多くの人財を世の中に送り出し続けてください。

ご退任

・尾崎 龍夫氏(九州大学名誉教授/久留米工業大学学長/選考委員兼務)
 長期にわたり帝人奨学会に携わらせていただいたことに感謝申し上げます。
帝人奨学会のおもしろいところは、さまざまな異分野の研究者の卵と交流が図れることです。特に選考会において、自分の研究分野やこれから挑戦してみたいことを、粗削りながらも、自分の言葉で真摯に訴える学生たちの発表は、いつも私に刺激を与えてくれました。
 これからもこの価値のある交流の場を通して、多くの研究者を輩出し続けて欲しいと思います。

ご退任

・新海 征治氏(九州大学名誉教授/九州先端科学技術研究所所長)
 帝人奨学会は、私が学生の時からすでに日本有数の奨学会でした。その奨学会の監事として職を全うできたことを大変うれしく思っています。
 帝人奨学会は、学生の皆さんだけではなく、大学や企業の第一線で活躍しているトップの方々とフランクに意見を交わすことができる貴重な場でした。
 これからの日本に必要な理工系人財は、①科学だけではなく異分野(法律や経営など)も分かる方、②国際交流ができる方、③企業と連携が図れる方、の3つを兼ね揃えた方です。私もさまざまな取組を行っていますが、③に関しては未だ工夫の余地がたくさん残されていると考えています。そのような意味でもこの奨学会の果たす役割は大きいと考えています。
 これからも皆さんの力で帝人奨学会を支えていってください。ありがとうございました。