「テナックス」が使われている「エアバスA380」 空港でひときわ大きな姿が目を引く、史上最大の旅客機「エアバスA380」。総2階建て、という今までにない機体の開発には、機体重量を軽くしながら頑丈さを確保するという、相反する課題がありました。その克服に大きな役割を果たしているのがテイジンの炭素繊維「テナックス」です。 「レクサスLFA」のクォーター・ウィンドウに採用された「パンライト」。(画像提供:レクサス) 近年、ハイブリッド車などエコカーへの社会的関心が高まるなか、自動車メーカーが進める環境配慮への取り組みの一つに、車体の軽量化が挙げられます。これに寄与する素材が、軽くて衝撃に強いテイジンのポリカーボネート樹脂「パンライト」です。「パンライト」は、ガラスや金属に替わる自動車のパーツとして、トヨタ自動車(株)のスーパースポーツカー「レクサスLFA」や、シトロエン社(フランス)の新型車「DS5」のクォーター・ウィンドウに採用されました。 |