環境価値ソリューション

環境性能向上のニーズから求められる「軽量化」に、テイジンの複合材料・軽量化技術が新たな時代の扉を開く

社会が抱える課題

CO2排出量の削減・燃費向上

モータリゼーションが世界的に拡大する中、大きな社会課題の一つとして、CO2排出量の削減や省エネが挙げられます。自動車業界でのCO2排出量削減・燃費向上に向けたさまざまな取り組みの中でも、大きな鍵を握ると言われているのが「車体の軽量化」です。

テイジンのソリューション

軽量化に寄与するさまざまな高機能素材

炭素繊維「テナックス」

ポリカーボネート樹脂

テイジンはこれまでもモビリティの軽量化に寄与する素材を提供してきました。

特に、強さが鉄の10倍、軽さが鉄の4分の1である炭素繊維は、安全性を保ちながら大幅な軽量化を実現する素材として、すでに航空機の部材に多く使われています。またガラスに比べ半分の重量となるポリカーボネート樹脂も、新幹線N700系の窓に採用されるなど車体の軽量化に貢献しています。

CO2排出量の削減に向け、これらの炭素繊維ほか軽量化を実現する高機能素材の採用拡大に、ますます大きな期待がかかります。

さまざまな価値の提供事例

炭素繊維複合材料(CFRP)

熱可塑性CFRP 「Sereebo」

炭素繊維「テナックス」

Business/軽量車体の量産化に貢献

米国政府が、2025年モデルの燃費を現在平均の約2倍となる1L当たり23.2km相当に引き上げる規制案を発表するなど、「自動車の消費エネルギー削減」は世界的な課題となっています。

車体の軽量化に向けた切り札として期待のかかる炭素繊維が、量産型自動車にまで使用されることになれば、大きな市場が生まれることでしょう。

Innovation/高い生産性と低コストを実現

炭素繊維のさらなる普及と量産化に向け、大きな鍵となるのは生産性とコストです。テイジンの開発した熱可塑性CFRPの技術は成形加工時間を画期的に短縮。炭素繊維からコンポジット製品の成形加工までの連続一貫生産を、世界で初めて約1分で実現することに成功しました。また、NEDO*1の開発プロジェクトに参画し、製造エネルギーとCO2排出量を半減させ、生産性を飛躍的に向上させる革新的な炭素繊維製造プロセスを開発しています。

  • *1
    国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
For Quality of Life/環境負荷の低減

CFRPの採用によるCO2排出量削減効果としては、例えば自動車に採用した場合、1台あたり5トンという試算があります*2。また成形後の形状変更が容易な熱可塑性CFRPは、リユースやリフォームにも適しており、自動車の走行時だけでなく、使用後を含めた製品ライフサイクル全体で環境負荷低減に貢献できる可能性を秘めています。

  • *2
    CO2排出量削減効果算出条件
車体重量
1,380kg(ガソリン車、4ドア、FF/出典:自動車工業会)
実走行燃費
9.8km/L(出典:自動車工業会)
生涯走行距離
9.4万km(平均使用年数10年/出典:国土交通省)