2012年1月16日

世界最細ポリエステルナノファイバー 直径400ナノメートルの「ナノフロント®」を本格展開

帝人ファイバー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:福島 敏秀)は、このたび、商業生産されているポリエステル繊維としては世界最細となる直径400nm(ナノメートル)のナノファイバーの量産化を決定し、本格展開することとしました。
また、既に技術確立している直径280nmのナノファイバーについても早期量産化を目指すとともに、ポリエステル以外の機能性ポリマーを使用したナノファイバーの開発も進め、ポリマーバリエーションの拡充を図っていきます。
帝人ファイバーは、今後も顧客の用途や要求特性に応じた機能を付与することで、さらに用途開拓を推進し、ナノファイバーの展開を積極的に拡充していきます。

【電子顕微鏡写真(倍率1万倍)】    

 400nm
 断面積は髪の毛の22,500分の1

700nm
 

2µm
(一般的なマイクロファイバー)


1.「ナノフロント」について
(1) 帝人ファイバーは、2008年に世界で初めてポリエステルナノファイバーの商業生産を開始しました。直径700nmタイプのナノファイバーを「ナノフロント」の商標で展開しており、これまで200件以上の関連特許を出願しています。
(2) 「ナノフロント」は、ナノレベルの繊維が生み出す「フィット性」「滑りにくさ」「クーリング機能」「拭き取り性能」「透けにくさ」など、様々な特性が評価され、インナーウェアやゴルフ手袋、スキンケア商品、研磨布、フィルターなど、衣料用から産業用まで幅広く用途が拡大しています。

2.直径400nmの本格展開
(1) こうした中、市場にはさらに微細なナノファイバーの需要があることから、このたび、商業生産されているポリエステル繊維としては世界最細となる直径400nmの「ナノフロント」の量産化を決定しました。
(2) 高性能エアフィルターなどの用途では、直径400nmのナノファイバーを使用することによりエアフィルターの「低圧損・高捕集」*が可能となり、空調やエアコンの小型化・省エネ化が期待されます。
  *「低圧損・高捕集」:空気を通しやすくしながら、小さなホコリを捕集する機能。
(3) 今後、こうした用途に向けて、直径400nmの「ナノフロント」を量産展開していきます。

3.今後の展開
(1) 帝人ファイバーでは、既に直径280nmクラスまでの量産化技術を確立しており、これにより、今後さらに幅広い顧客の用途や要求特性への対応が可能となることから、早期の量産化を目指していきます。
(2) ポリエステル以外の機能性ポリマーによるナノファイバー開発も積極的に推進していきます。ポリエチレンナフタレート(PEN)、オレフィン系、ナイロン、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などを用いたナノファイバー開発を進めることにより、電子材料や産業用フィルター、衣料用や寝装用などに向けて用途を開拓するなど、顧客の用途・要求特性に応じてポリマーバリエーションの拡充を図ることで、さらなる用途開拓を推進していきます。
当件に関するお問合せ先
帝人株式会社 広報・IR室 (東京)03-3506-4055 (大阪)06-6268-2763

 

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。