2013年1月23日

アラミドコーティングセパレータ
自動車および大型蓄電池向けLIB電池での評価が進展

帝人株式会社は、ポリエチレン基材にメタ系アラミド「コーネックス」およびフッ素系化合物をコーティングした2種の革新的なLIB用セパレータを開発し、「LIELSORT」のブランド名で展開しています。既にフッ素系化合物をコーティングしたセパレータについては、複数の大手電池メーカーより認定を受け、生産を開始していますが、もう一方のアラミドコーティングセパレータについても、250℃でも形状を維持し、400℃でも破膜しないという高い耐熱性能から、安全性を最重要視する自動車および大型蓄電池向け高機能LIB用途において評価が進展しています。
アラミドをコーティングしたセパレータは、高い耐熱性能に加え、高い耐酸化性能を有するため、高電圧下や繰り返し充放電することによりセパレータ自体が炭化し、導電体となることで発生する異常発熱に対しても高い防止効果があることが判明しています。
こうした高い安全性能から、来るべきEV化時代に向けた自動車および大型蓄電池向けLIB用途に向けて、複数の自動車メーカーおよび電池メーカーとの間で認定作業が進んでいます。

180℃に熱したホットプレート上でも、リエルソート(左)は事前に入れた切れ込みが拡大しないのに対し、従来のポリエチレンセパレータ(右)は完全に溶解している 4.3v60℃の条件下で500時間連続充電したセパレータの表面。従来のポリエチレンセパレータ(右)は炭化(黒点部分)しているのに対し、リエルソート(左)は炭化が起こっていない

「LIELSORT」は、帝人グループが長年培ってきた高分子化学技術により、世界初の両面同時コーティング、および従来の5倍以上に相当する高速コーティングを実現し、より効率的な製造を可能にしました。そして、顧客に密着した生産・販売網の構築、および中国進出の足場の確保を目的として、2011年に韓国の有力フィルム加工会社であるCNF社との合弁による生産会社「Teijin CNF Korea Co., Ltd(テイジン・CNF・コリア、本社:韓国牙山市)」、および、そのセパレータを販売する100%子会社「Teijin Electronics Korea Co., Ltd(テイジン・エレクトロニクス・コリア、本社:韓国ソウル市)」を韓国国内に設立しました。こうした取り組みにより、電池性能を飛躍的に向上させる革新的セパレータを提供することで、次世代LIB用セパレータのデファクトスタンダードとなることを目指します。

・関連ページ:テイジンの注目技術「LIELSORT(リエルソート)」
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