2013年4月 1日

耐熱性と耐衝撃性を大幅に向上

バイオポリカーボネート樹脂の改良技術を開発

帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大八木 成男)は、このたび、植物由来のバイオポリカーボネート(PC)樹脂である「PLANEXT」を改良し、高い耐熱性と耐衝撃性を両立する技術の開発に成功しました。

PLANEXT
「PLANEXT」は、植物由来のイソソルビド*を原料とした環境配慮素材であるだけでなく、優れた成形性や耐薬品性、表面硬度、剛性を有するバイオプラスチックとして、一般用途から自動車・エレクトロニクス用途など幅広い市場で用途展開を進めていますが、石油由来のPC樹脂に比べて耐熱性が低いことや、耐衝撃性が低いことなどが、さらなる市場拡大に向けた課題となっていました。
*イソソルビド:トウモロコシの実などから抽出したデンプンから得られる化合物の一種。

このたび開発した技術により改良された「PLANEXT D-7000」は、分子設計を見直すことによって、従来の「PLANEXT」と比べて遥かに高い耐熱性(ガラス転移温度:120℃、cf.従来品:98℃)と高い耐衝撃性を有するだけでなく、独自に開発した難燃技術によって、業界トップクラスの高い難燃性(1.6mmV-0相当・透明難燃)を付与することも可能です。また、従来品同様に、石油由来のPC樹脂と比べて高い表面硬度(鉛筆硬度:H)や耐候性、耐薬品性も有しており、光線透過率も高く(92%、cf.石油由来のPC樹脂:89%)透明性を要求される用途にも適しています。

「PLANEXT D-7000」は、上記のようにトータルバランスに優れた新しいバイオ素材・次世代透明素材として、エレクトロニクスや建材、エクステリアなど新たな市場開拓を進めるとともに、松山工場(愛媛県松山市)において、数年内に年産3,000トン規模の量産体制構築を目指します。

当件に関するお問合せ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 (東京)03-3506-4055 (大阪)06-6268-2763

 

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