2013年11月 5日

パラ系アラミド繊維製の防弾プリプレグを発売

帝人グループでパラ系アラミド繊維「トワロン」の生産・販売を展開しているテイジン・アラミドB.V.(オランダ・アーネム市)は、このほど、防弾用途向けに新たなプリプレグを開発し、市場展開していくこととしました。11月4日~7日にタイのバンコクで開催される国際的な防衛・安全関連の見本市「Difense & Security 2013」において初めて紹介します。

「トワロン」PVBプリプレグ

このプリプレグは、軽量で、高強度、耐衝撃性、高弾性、耐熱性などの高い性能を備えたパラ系アラミド繊維「トワロン」製のファブリックに、新たに開発したPVB*フィルムを接着したもので、従来のプリプレグに比べて長期の保存が可能で、より広い温度範囲で安定した防弾性能を発揮します。熱や圧力を加えることであらゆる形状に成形することができ、ヘルメット、防弾チョッキ用パネル、車両保護パネルなどの幅広い防弾製品に使用することができます。
*PVB:ポリビニルブチラール。熱可塑性樹脂の一種で、高い透明性、耐貫通性を有し、ガラスや金属などとの接着性に優れている。安全ガラスの中間膜のほか、特殊塗料や接着剤などに使用される。

現在、この用途には、PVBを改質したフェノール樹脂をベースにしたプリプレグが広く使用されていますが、これを保存するための特別な冷蔵装置を必要とするほか、保存可能な期間が短く、高温下では劣化が進みやすいという課題がありました。

このたびテイジン・アラミドが開発した「トワロン」PVBプリプレグは、従来のプリプレグを上回る防弾性能に加え、STANAG 2920(防弾衣料の国際規格)に基づくテストの結果、常温、-20℃、+70℃のいずれの温度で保存した場合も、同等の防弾性能を発揮することが確認されています。安全確保に貢献するとともに、プリプレグの運搬や保存に要するコストや手間の削減も可能にするソリューションです。

帝人グループは、長年培ってきたアラミド繊維やその織物、および防護衣料の技術やノウハウを活かし、警察、消防、製造現場などの安全を支える「ライフプロテクション」分野で幅広いソリューションを提供しています。今後も、技術革新や市場開発を推進し、人々の暮らしや社会の安全を守るソリューションの提供に取り組んでいきます。

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