2014年9月16日

国際海事機関による船舶のNOx3次排出規制値に適合

脱硝装置付エンジンがNOx排出量に関する鑑定書を取得

帝人エンジニアリング株式会社は、中型船エンジン用の選択触媒還元方式脱硝装置(SCR) *1を製造し、エンジンメーカーである新潟原動機株式会社にOEM供給していますが、このたび新潟原動機が、取り扱っている主力エンジンの1つである28AHX型にこの脱硝装置を装着したディーゼル機関について鑑定試験を実施し、その結果、一般財団法人日本海事協会より、国際海事機関(IMO)の船舶NOx(窒素酸化物)3次排出規制値*2を満足することを証明する鑑定書を取得しました。

鑑定試験で使用したSCR

帝人エンジニアリングの中型船エンジン用のSCRは、新潟原動機と共同開発したもので、狭い機関室にも設置することができるコンパクトな設計や、エンジンの稼働状況に合わせた最適な制御システムを特長としています。

帝人エンジニアリングは、このたびの鑑定書取得を契機として、2016年から指定海域で施行されるIMOのNOx3次排出規制に適合できるSCRを、新潟原動機が展開する様々な型式のディーゼルエンジンに向けても供給し、さらに海上での環境浄化に貢献していきます。

*1 選択触媒還元方式脱硝装置(SCR):
NOxを含む排ガスにアンモニアあるいは尿素水を混合し、触媒層を通過させ、NOxを窒素と水に分解することで無害化させる装置。

*2 船舶のNOx(窒素酸化物) 3次排出規制:
国際海事機関(IMO)が、2016年1月1日以降に起工された船舶に対して適用予定の船舶の排ガス規制。NOx排出量については段階的に規制を強化しており、3次排出規制では1次規制値に対して80%の削減が義務付けられる見通し。

【帝人エンジニアリングの中型船エンジン用SCRの特長】
■エンジンの稼働状況に合わせて尿素水の噴射を制御
船舶に搭載されるエンジンは、航行条件により稼働状況が常に変動するため、稼働状況に合わせて尿素水を無駄なく排ガスに噴射するよう制御することにより、NOxを効率的に低減させます。

■コンパクトな設計
狭い機関室にも設置することができる、コンパクトな設計が可能です。

当件に関するお問い合わせ先
帝人株式会社  コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055

 

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