2015年7月14日

3種類の医療向けRFIDソリューションを初出展

「国際モダンホスピタルショウ2015」に出展します

帝人株式会社は、7月15日~17日に東京ビッグサイトで開催される保健・医療・福祉に関する総合展示会「国際モダンホスピタルショウ 2015」に出展します。(出展ブース:E-130)

1974年に日本病院学会の併設展示会から独立し、今回で42回目を迎える本展示会は、出展者約400社、来場者約8万人という国内最大規模の保健・医療・福祉に関する総合展示会です。

当社は、2次元通信シート「セルフォーム」*1を活用し、2011年よりUHF帯のRFID*2による棚管理システム「レコピック」*3を展開しています。「レコピック」は、空間に伝搬する特性があるUHF帯の電波を棚の表面に限定的に伝搬させることができるため、他の医療機器に影響の少ないシステムとなっています。今回は、こうした技術・システムをベースにした全く新しい3つの医療向けRFIDソリューションを初出展します。

*1 「セルフォーム」: 東京大学発のベンチャー企業である(株)セルクロスが開発した2次元通信技術「@CELL」と、帝人のシート製造技術を用いて開発した2次元通信シート。通信シートに信号を封じ込め、シート表面に発生する電磁波(エバネッセント波)を使って通信する。このシートを用いることで、2次元の「面」で情報を伝搬することができ、簡便な接続や情報漏洩リスクの少ない通信が可能となる。
*2 RFID : Radio Frequency Identification(電波による個体識別)の略。電波の送受信により、非接触でICチップの中のデータを読み書きする技術。商品などの識別、管理に利用される。
*3 「レコピック」:UHF帯のRFIDを使用して、書籍や文書、物品の入出庫やロケーションを正確かつ効率的に管理する棚管理システム。

 

1.医療機器管理システム

聖路加国際病院が今年度中に配備予定の医療機器管理システムのデモンストレーションを行います。当病院で使用されている全ての輸液ポンプとシリンジポンプについて、「中央機材庫」、または全22病棟の「病棟棚」「患者病室」のいずれに所在するかをリアルタイムで確認することができます。

【期待効果】
(1)余剰在庫の削減 : 医療機器の在庫状況をリアルタイムに把握可能
(2)適正な医療機器メンテナンスが可能 : 医療機器の使用頻度などを把握可能
(3)紛失防止 : 使用者と医療機器の紐付けと所在を容易に把握可能

2.スマートキャビネット

人工血管やカテーテルなどの医療機器について、通常の在庫管理とともに、上位システムと連携することにより、持ち出されると同時に自動発注する機能を持たせ、無人での棚卸しを可能とするキャビネットシステムです。

【期待効果】
(1)余剰在庫の削減 : 持ち出しと同時に発注するため、常に適正在庫を維持
(2)在庫状況の見える化 : リアルタイムで在庫状況を確認可能

3.医療機器包装材の自動読み取りボード

ディスポーザブル医療機器の包装材にRFIDタグを貼付し、廃棄箱の投入口に当ボードを設置することにより、術中に包装材を廃棄箱に投げ入れるだけで使用履歴を管理することができます。

【期待効果】
(1)使用実績の把握 : 「いつ」「いくつ」使用したかというデータをリアルタイムで管理することができるため、管理業務の簡素化が可能。
(2)診療報酬算定時の精度向上 : ヒューマンエラーによる診療報酬の誤算定を防止することが可能。

これまでRFIDを用いた物品管理は、高コストと読み取り精度の低さが普及の妨げとなっていました。当社はその両方を解決する物品管理の切り札として、「セルフォーム」を用いたRFIDソリューションの市場浸透を強力に推進しています。今後、「レコピック」をはじめ、「セルフォーム」を活用した無線LAN用途やビーコンを使用した「ペーパービーコン」など、電波の「面」による伝搬用途をさらに開拓することにより、2019年度には売上20億円を目指して事業拡大を図っていきます。

当件に関するお問い合わせ先
・報道関係のお問い合わせ
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055
・その他のお問い合わせ
帝人株式会社 スマートセンシング事業推進班 03-3506-4942

 

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