2015年7月21日

震災発生時の安全確保に大きく寄与

超軽量天井材「かるてん®」をシステム天井に展開

帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)は、このたび、ポリエステル製タテ型不織布「V-Lap」*1を基材とする超軽量天井材「かるてん」を使用したシステム天井を新たに開発しました。
帝人は、既に在来工法(天井裏から吊り下げた下地材で組まれた骨組みに、仕上げ材をビスなどで張り上げる工法)において「かるてん」を展開していますが、これに加え、今後システム天井への展開を積極的に進めていきます。
*1「V-Lap」:帝人が展開している、繊維を垂直(タテ)方向に配向させた不織布。嵩高構造により、軽量性や易成型性などの特徴を有する。

かるてん

「かるてん」を用いた軽量システム天井

1.「かるてん」について

  • (1)
    帝人グループは、人々の安全・安心を支える「ライフプロテクション」分野において幅広く用途展開しています。「かるてん」は、社会インフラにおける技術およびソリューション創出の一環として開発された天井仕上げ材です。
  • (2)
    従来の天井材に比べて柔らかく軽量で、万一、天井が落下した際にも、人や物への被害を最小限に抑えることができます。また、吸音性能や断熱性に優れ、建築基準法で定められた不燃材料の規定にも適合しています。
  • (3)
    帝人は建築物の安全性向上へのソリューションとして、既に特定天井*2の在来工法用天井仕上げ材向けに「かるてん」を展開しています。
    *2特定天井 : 脱落によって重大な危害が生ずる恐れのある天井。具体的には、6m超の高さにある、面積200m2超、質量2kg/m2超の吊り天井で、人が日常利用する場所に設置されているものを指す。

2.システム天井について

  • (1)
    システム天井は、照明、煙感知器などの設備が組み込まれた天井で、オフィスや商業ビルなどに多く採用されています。意匠性が高く、天井設備のレイアウト変更に柔軟に対応できるのが特長で、最近では体育館やホール、大型店舗などの大規模な建築物にも導入されています。
  • (2)
    こうした中、帝人は在来工法が適さない建築物への「かるてん」の適用を目指して、建築設計のエキスパートである株式会社日建設計(本社:東京都千代田区、社長:亀井 忠夫)の助言・協力を得ながら、システム天井の開発に向けて改良を重ねてきました。
  • (3)
    帝人がこのたび新たに開発したシステム天井は、下地材にアルミを使用することにより、天井質量が特定天井の対象となる2kg/m2を下回りました。これにより天井設計の選択肢が広がり、これまでよりも多くの建築物を対象に「かるてん」を展開していくことが可能となりました。

3.今後の展開

  • (1)
    帝人グループは、「かるてん」のシステム天井への展開を推進するとともに、高機能素材やエンジニアリングに関する技術やノウハウを駆使することにより、システム天井の材料開発から設計までの統合的ソリューションを提案していきます。
  • (2)
    帝人はこのたびの開発を契機として、2018年までに「かるてん」として6億円の売上を目指します。
 
当件に関するお問い合わせ先
・報道関係のお問い合わせ
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055
・その他のお問い合わせ
帝人株式会社  軽量天井材(かるてん)推進チーム  03-3506-4629
 

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