2015年9月25日

患者情報共有システム「バイタルリンク」の販売を開始

地域包括ケア関連事業への参入について

帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:宇野 洋)は、帝人グループが強力に推進している発展戦略の一環として、「ヘルスケア」と「IT」の融合領域での新規ビジネスである地域包括ケア関連事業に参入することとし、このたび、その足掛かりとして、地域包括ケアに不可欠となる患者情報共有システム「バイタルリンク」の販売を開始します。

1.背景・経緯

  • (1)
    介護を必要とする高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるために、住まい・医療・介護・予防・生活支援といったサービスを包括的に受けることができる「地域包括ケア」の重要性が叫ばれていますが、その実現には、医師やケアマネージャーなど様々な関係者が有効に連携するための患者情報共有システムが不可欠とされています。
  • (2)
    帝人グループは、将来に向けた発展戦略として事業の「融合」や「複合化」を掲げており、自社の強みである「ヘルスケア」と「IT」を融合させた取り組みの1つとして、地域包括ケアに関連する新規事業の検討を進めてきました。
  • (3)
    2014年10月には帝人ファーマ内に「在宅医療ICT推進部」を新設し、事業の早期立ち上げに向けて取り組んできました。そして、このたび事業化の足掛かりとして、患者情報共有システムの販売を開始することとしました。

2.「バイタルリンク」について

  • (1)
    「バイタルリンク」は、NTTエレクトロニクス株式会社が開発した患者情報共有システムで、体温や脈拍、血圧、血中酸素飽和度など、在宅療養中の患者さんの生体情報を測定器からスマートフォンなどのモバイル端末に取り込み、医師やケアマネージャーなど、様々な職種からなる関係者間でリアルタイムに共有するシステムです。
  • (2)
    「バイタルリンク」の主な機能は次表のとおり。こうした機能を活用することにより、これまで地域包括ケア実現の課題とされてきた患者情報の効率的な情報共有が可能となります。また、関係者が患者さんをリアルタイムに見守ることにより、急性増悪の早期把握や、患者さん自身によるセルフケアの支援など、最適な在宅医療の実現を期待することができます。

連絡帳機能(SNS機能)

服薬指導など、患者さんのケア情報を関係者間でリアルタイムに共有することができます。診察時に撮影した画像や各種帳票などの共有も可能です。
バイタル機能 体温計・血圧計・パルスオキシメータなどから、患者さんのバイタルデータを簡単に取得・共有することができます。
おくすり情報機能 患者さんに処方している医薬品を、厚生労働省の最新のデータベースに基づいて管理することができます。
カレンダー機能 患者さんケアを関係者が計画的に実行することができます。
  • (3)
    帝人ファーマは、本年9月28日より「バイタルリンク」の販売を開始し、今後、地域包括ケア推進を検討している市区町村などの自治体や、医師会などの業界団体における導入、利用推進を図っていきます。

3.地域包括ケア関連事業の今後の展開

将来的には、「バイタルリンク」を通じて構築したネットワークを基盤として、新たな医療機器の提供などへと地域包括ケア関連事業の拡充を図り、2024年度には売上高100億円を超える事業を目指します。

【「バイタルリンク」システムイメージ】

■当件に関するお問い合わせ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055
■その他のお問い合わせ先
帝人ファーマ株式会社 在宅医療ICT推進部 03-3506-4796
 
 

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