2015年10月13日

最先端構造設計で硬翼帆搭載大型船の省エネに貢献

「ウインドチャレンジャー計画」への取り組みについて

帝人グループで先端複合材料の成形加工事業を展開している株式会社ジーエイチクラフト(本社:静岡県御殿場市、社長:郷家 正義)は、東京大学が中心となって進めている産学共同研究「ウインドチャレンジャー計画」に参画しており、その基幹構造物となる硬翼帆(硬い部材で構成された帆)の設計・製造を担っています。このたび、その一環として、10月15日から秋葉原UDXで開催される一般社団法人 強化プラスチック協会主催の「第60 回FRP CON-EX総合講演会・展示会」において、約20分の1縮尺の硬翼帆搭載大型タンカーモデルを展示します。

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「ウインドチャレンジャー計画」は、面積が約1,000m2という巨大な硬翼帆を開発し、風力エネルギーを最大限に取り込むことにより、大型商船の燃料消費を大幅に低減し、船舶からのCO2排出削減と将来の燃料費高騰に対応する次世代帆船の開発を目的として、2009年10月より東大を中心に産学共同研究として発足したものです。

当社は1970年の創業以来、アメリカズカップ向けの帆船や風力発電ブレードなどの大型一体構造物の設計開発に取り組んできており、この経験を活かし、「ウインドチャレンジャー計画」では、硬翼帆の設計・製造を担っています。そして、2014年1月から長崎県佐世保市で実施している陸上実証試験では、当社が開発・製造した2.5分の1縮尺の幅約8m、高さ約20mの硬翼帆が使用されています。この硬翼帆は、発泡コア材をGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)でサンドイッチした構造となっており、実証実験においてその効果を確認しています。また、今月からは洋上船への搭載を目指し、高さ15mの帆を縦に5枚重ねて伸縮する実物大の硬翼帆の設計に取り組んでいます。

ジーエイチクラフトは、今後も世界最先端の複合材料技術を駆使し、新しい発想による設計・デザイン・成形プロセスを開発することにより、海上・陸上輸送や航空機・宇宙船など、「未来の乗り物」にイノベーションと驚きを与える企業であり続けていきます。

 

当件に関するお問い合わせ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055
その他のお問い合わせ先
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