2016年1月19日

防護衣料用途での新たなソリューション

消防団員向けにメタ系アラミド繊維製のハッピを発売

帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)は、このたびメタ系アラミド繊維「コーネックス」を100%使用した消防団向けのハッピの販売を開始しました。このハッピは、既に愛媛県松山市の消防団による採用が決定しています。

「コーネックス」100%使用の消防団向けハッピ

各地に設置されている消防団は、市町村などの自治体において地域の住民によって組織されています。火災などの災害発生時には消火や救助などの活動に当たりますが、消防団員が着用する活動服には難燃素材を使用していないものが多く、活動に際しての安全性向上が求められていました。

一方、帝人の国内最大の事業所である松山事業所は、防災訓練などを通じて、長年にわたり松山市消防団と協力体制を構築してきており、2007年からは消防団協力事業所としての認定も受けています。こうした中で帝人は、2013年1月より松山市消防団の団員の意見を取り入れながら、長年培ってきたアラミド繊維やその織物、および防護衣料に関する技術やノウハウなどを活かして、耐熱性や難燃性に優れるメタ系アラミド繊維「コーネックス」を100%使用したハッピを開発し、このたび販売を開始しました。このハッピは、伝統的な綿100%のハッピと同様の風合いや意匠性を保ちながら高い難燃性を持ち、その性能は自社が保有する燃焼マネキンシステム「PLIFF」*によって実証されています。

*「PLIFF」:帝人が所有する、民間企業としては国内唯一の国際規格に基づく火傷評価システム。マネキンを用い、熱や炎による防護衣料製品の火傷程度を検証することができる。このシステムを保有する機関は世界でも少ない。

帝人は、このアラミド繊維製ハッピを製品ラインナップに加えることにより、既に国内の消防向け防護衣料において確立しているトップシェアの地位をより強固なものとし、2020年までにセーフティーソリューション分野全体で200億円の売上を目指します。
また、高機能素材による顧客価値実現の一環として、独自の高機能素材の組み合わせによってハイブリッド製品を提供し、より多様な顧客ニーズへのソリューションを提案していきます。

【参考】帝人のアラミド繊維について

アラミド繊維は、一般的に高強力、耐熱性、寸法安定性、耐薬品性などの特性を持つ高機能繊維の1つで、パラ系とメタ系の2種類に大別される。パラ系アラミド繊維は、特に強度、防弾・防刃性などに優れ、主として防護衣料、自動車のブレーキパッドなどの摩擦材やタイヤの補強材、光ファイバーケーブルの補強材などに使われており、今後も安定した市場成長が見込まれている。帝人グループは、オランダ・エメン市で生産する「トワロン」と、愛媛県松山市で生産する「テクノーラ」で世界市場の約2分の1を占める。一方、メタ系アラミド繊維は、長期耐熱性や難燃性に優れ、耐熱フィルターなどの産業資材、および消防服などのユニフォームに使用されており、帝人グループは山口県岩国市で「コーネックス」を生産している。加えて2015年8月には、アジア・新興国における防護衣料の需要獲得推進を目指し、タイ・アユタヤ県にて、世界最高レベルの優れた熱防護性と安定した高い染色性を有する新規メタ系アラミド繊維「Teijinconex neo」の生産を開始した。

 

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