2016年1月26日

航空機用ブレーキ材に向けた耐炎繊維の拡大展開

「パイロメックス®」供給契約締結について

帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開している東邦テナックス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:吉野 隆)は、航空宇宙関連企業であるUTCエアロスペースシステムズ社(本社:米国・コネチカット州、社長:デビッド・ギトリン、以下「UTAS」)との間で、同社が製造する航空機用ブレーキ材向けに、耐炎繊維「パイロメックス」の新たな供給契約を締結しました。
パイロメックスを使用したブレーキ

炭素繊維は、特殊なポリアクリロニトリル繊維(プリカーサ)を200~300℃の空気中で酸化した後、無酸素状態において1000~2000℃で焼成することにより製造します。当社は、この酸化工程により製造される耐炎繊維を「パイロメックス」の商標で展開しており、既に各種防炎シートやNAS電池の電極材などに使用されています。

UTASは、航空宇宙・ビルシステム事業を中心としたコングロマリットであるユナイテッド・テクノロジーズ社(以下「UTC」)傘下の航空宇宙関連企業です。これまでも当社はUTASが製造する航空機用ブレーキ材向けに「パイロメックス」を供給していましたが、このたびの供給契約により、2030年まで契約期間を延長するとともに、従来の約2倍の供給量となります。また、「パイロメックス」の製造と販売を担当する当社米国法人であるトーホウ・テナックス・アメリカが、UTCが推進する品質管理システム「Supplier Gold Program」において、UTASのサプライヤーとして初めてGold Statusを獲得し、同社のPrefered Supplierとして認定されました。

このたびの契約を受けて、トーホウ・テナックス・アメリカ内において休止していた炭素繊維製造ラインの内、1ラインを「パイロメックス」製造ラインに転用稼働することを決定しました。これにより当社の耐炎繊維の生産能力は40%向上します。

東邦テナックスは、航空機用途を注力分野の一つに定め、高強度高弾性率炭素繊維や超高耐熱性プリプレグ、炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板など川上から川下に至る用途開発を強力に推進しています。このたびの耐炎繊維「パイロメックス」の生産体制増強を加えて、航空機用途における炭素繊維・複合材料事業のさらなる拡大を図っていきます。

 

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