2016年4月13日

腸内フローラの解析結果から整腸作用を確認

スーパー大麦の共同開発結果について

帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)は、豪州の食品ベンチャーであるThe Healthy Grain Pty Limited.(本社:豪州メルボルン、社長:ロバート・バーバリー、以下「HG社」)、および帝京平成大学(本部:東京都豊島区、学長:沖永 寛子)健康メディカル学部の松井 輝明教授と共同で進めてきたスーパー大麦「バーリー・マックス」の臨床試験の結果として、排便量および排便回数の増加から整腸作用があることを確認しました。

スーパー大麦「バーリー・マックス」は、豪州の研究機関であるオーストラリア連邦科学産業研究機構(本部:豪州キャンベラ、代表:ラリー・R・マーシャル)が開発した非遺伝子組み換え大麦で、一般の大麦に比べて2倍の水溶性食物繊維、4倍のレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を含む機能性大麦として広く知られています。当社は、オーストラリア連邦科学産業研究機構が2009年に立ち上げたHG社と2014年2月に独占共同開発契約を締結し、日本の機能性食品の臨床応用分野において第一人者である松井教授と共同で開発を進めてきました。

その中でこのたびの臨床試験は、スーパー大麦「バーリー・マックス」を12g/日以上、4週間にわたって摂取し、排便回数と排便量を主要評価項目、糞便中における酪酸など有用短鎖脂肪酸の量および腸内フローラの分布を副次評価項目として、松井教授の指導の下で行われました。その結果、「バーリー・マックス」を2週間以上摂取することで有意に排便回数と排便量が増加し、整腸作用のあることが確認されました。また、糞便のpHは2週間以上の摂取で低下しました。さらに、便中の短鎖脂肪酸の分析では、4週目に酪酸の増加傾向が認められ、腸内フローラ解析では、バクテロイデスという酪酸の増加に関係すると言われる細菌が4週目に有意に増加し、有用短鎖脂肪酸を産生する発酵基質として最も好ましいとされるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が「大腸の奥」(下行結腸以降の部位)において関与していることが示唆されました。

 

  • 報道関係のお問い合わせ
    帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055
  • その他のお問い合わせ
    帝人株式会社 ヘルスケア新事業推進班 03-3506-4129

 

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。