2016年5月16日

自動車用途に向けたコンポジットビジネスの体制強化へ

「ISO/TS 16949」の認証を取得

帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)の複合材料技術開発センター(愛媛県松山市)は、このたび、品質マネジメントシステム規格「ISO/TS 16949」(自動車製造や関連する交換部品に携わる組織にISO 9001:2008を適用する際の要求事項)の認証を取得しました。
 
「ISO/TS 16949」は、欧米の自動車メーカー9社と、米・独・仏・伊・英の各国自動車産業5団体からなるIATF(International Automotive Task Force:国際自動車産業特別委員会)が策定した自動車産業向けの国際的な品質マネジメントシステム規格です。
 
この規格の認証制度は、「ISO/TS 16949」に適合した品質マネジメントシステムが組織において適切に構築され、効果的に運用されていることを第三者審査機関が審査、登録する制度で、IATFメンバーである自動車メーカー9社は、部材の調達先である部品・材料メーカーに対し、Tier1には認証取得を必須とし、Tier2には当規格に基づく体制構築を求めるなど、「ISO/TS 16949」認証登録を取引条件として要求しています。そのため「ISO/TS 16949」の認証取得は、当規格に適合した厳しい品質管理体制を第三者に認証されたことになり、工程内における不良品発生率の減少にもつながります。また、自動車メーカーごとに追加される各社固有の要求事項にも対応しているため、国際的に通用する品質基準を維持できる体制を有することとなり、この「ISO/TS 16949」の認証を取得したサプライヤーの製品が、自動車メーカーに優先的に採用されることにつながります。
 
複合材料技術開発センターは、当社が事業化を推進しているCFRTP製品「Sereebo(セリーボ)」の研究開発拠点および量産プラントであり、昨年4月に、炭素繊維複合材料メーカーとして世界で初めて国際的な試験所認定規格である「ISO/IEC 17025」を取得しています。これに加えて、このたび「ISO/TS 16949」の認証取得により、自動車部品の製造から評価に加え、その品質基準についてもグローバル水準であることを示したことになります。
 
当社は、グループの総力を挙げて、炭素繊維、樹脂、および設計技術の複合化によるノウハウ構築を進めています。そして、将来のCFRTP量産時代に向けて、自動車用途や一般産業用途での「Sereebo」の採用・普及を加速すべく、コンポジット製品事業の基盤整備を推進し、リーディングカンパニーとしての地位を確立していきます。

 

  • 当件に関するお問い合わせ先
    帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055

 

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