2016年12月14日

消防団員の活動性向上に向けたソリューション

防火服向けデニム調アラミド繊維織物を発売

帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)は、このほど消防団員が着用する防火服向けとして、新たにデニム調のアラミド繊維織物「Xfire DENIM」(エクスファイア・デニム)を開発しました。消防団員の活動性向上に貢献する防護衣料向けの新たなラインナップとして販売を開始します。

 「Xfire® DENIM」製の防火服

当社は、中核製品であるアラミド繊維やその織物、および長年培ってきた防護衣料に関する技術やノウハウを活かし、警察、消防、製造現場などの安全を支えるライフプロテクション分野において幅広いソリューションを提供しています。特に消防職員が着用する防護衣料向けでは、主に長期耐熱性や難燃性に優れるメタ系アラミド繊維「コーネックス」製の織物により国内トップシェアを誇っています。

また当社では、市町村などの自治体において地域住民により組織されている消防団員用の防火服向け織物も展開していますが、従来の防火服には難燃性能の低いものが多く、活動に際しての安全性向上が課題となっており、さらに従来の防火服にはない優れたデザインや快適性、生地の耐久性、メンテナンス性などに対するニーズも高まっています。

当社はこうしたニーズに対応するため、「コーネックス」を活用し、テキスタイル技術を駆使することにより、多くの人に親しまれるデニム調の質感を持つ織物「Xfire DENIM」の開発に成功しました。これにより、消防団員の活動に求められる耐熱性や強度、快適性、高いデザイン性を兼ね備えた防火服の生産が可能になります。また、特徴のある「Xfire DENIM」使用の防火服を着用することにより、火災現場などでの消防職員と消防団員の識別にも役立ちます。

「Xfire DENIM」はこのたび防護衣料市場に向けて販売を開始し、防護衣料メーカーが商品化した消防団員向け防火服は、2017年より国内市場に投入される予定です。

帝人グループは、「Xfire DENIM」を市場投入することで製品ラインナップを一層拡充し、国内の消防向け防護衣料用途で確立しているトップシェアの地位をより強固なものとすることにより、2020年までにセーフティーソリューション分野全体で200億円の売上を目指します。また、発展戦略における成長コンセプトの1つである「高機能複合材料による顧客価値の実現」の一環として、独自の高機能素材を組み合わせたハイブリッド製品により、さらに多様な顧客ニーズに対してソリューションを提供していきます。

【参考】帝人のアラミド繊維について

アラミド繊維は、一般的に高強力、耐熱性、寸法安定性、耐薬品性などの特性を持つ高機能繊維の1つで、パラ系とメタ系の2種類に大別される。パラ系アラミド繊維は、特に強度、防弾・防刃性などに優れ、主として防護衣料、自動車のブレーキパッドなどの摩擦材やタイヤの補強材、光ファイバーケーブルの補強材などに使われており、今後も安定した市場成長が見込まれている。帝人グループは、オランダ・エメン市で生産する「トワロン」と、愛媛県松山市で生産する「テクノーラ」で世界市場の約2分の1を占める。一方、メタ系アラミド繊維は、長期耐熱性や難燃性に優れ、耐熱フィルターなどの産業資材、および消防服などのユニフォームに使用されており、帝人グループは山口県岩国市で「コーネックス」を生産している。加えて2015年8月には、アジア・新興国における防護衣料の需要獲得推進を目指し、タイ・アユタヤ県にて、世界最高レベルの優れた熱防護性と安定した高い染色性を有する新規メタ系アラミド繊維「Teijinconex neo」の生産を開始した。

 

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