快適防汚素材

吸水性と撥油性をナノ技術で両立させた「ダストップSP」

シャツの襟や袖口につく汚れを防いだり、洗濯の際に汚れを落としやすくする機能を持つ「防汚素材」には、様々な製品があります。一般には、吸水性を付与し洗濯洗剤を生地にしみ込みやすくして「付いた汚れを落ちやすくするタイプ」と、撥水・撥油機能を付与して汚れの付着を防ぐ「汚れを付きにくくするタイプ」があります。

「ダストップSP」は水を吸収して油をはじく

ところが、これまでの撥水・撥油加工は生地表面への被膜形成を伴うため、吸水性や通気性を妨げ、汗のべたつきなどの不快感が課題でした。

そこでテイジンは、吸水・吸汗性能と、汚れが付きにくい撥油性能を兼ね備えた快適防汚素材を世界で初めて開発し、「ダストップSP」として幅広い衣料アイテムに展開しています。

「吸水・吸汗性」と「撥油性」をナノ技術で両立

ポリエステルは、本来吸水・吸汗性がなく、油汚れが付着しやすい性質を持っています。シャツやカットソーといったインナーをはじめ、肌に直接触れることの多い衣料用途においては、洗濯による汚れ落としを容易にする吸水・吸汗性能と、襟元の汚れやファンデーション汚れなどの油汚れを付着しにくくする撥油性能という、相反する機能を両立させるポリエステル生地の開発が求められてきました。

テイジンが開発した「ダストップSP」は、単糸1本1本に約100ナノメートルの超薄膜をコーティングしています。この膜は、外側が油をはじく機能層、内側が親水性の高い機能層という2層構造となっており、油をはじく機能層は皮脂などの油性汚れをガードし、清潔な状況を保ちます。一方、親水性の高い機能層は、汗などの水分が繊維表面に近づくと速やかに親水層へと拡散させるため、汗でべとつかず快適に使用でき、洗濯時には汚れが落ちやすいという特徴を発揮します。(イメージ図参照)

また、単糸1本1本に機能皮膜をコーティングしているため、従来にはないソフトな風合いと、100回以上の洗濯にも耐えられる高い耐久性を実現しています。

さらに、洗濯時の汚れ落ちが早く、水や洗剤の使用量を抑えることもできるなど、環境面での貢献も期待できます。

今後はユニフォームやファッション、スポーツ用途といった衣料への展開のほか、シーツやテーブルクロスなど、幅広い用途への商品開発も推進していきます。

関連リンク

WEBカタログ