TEIJIN|帝人キャリア採用情報 - 社員インタビュー - Y.Katsuya

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M.Uenoyama

  • 所属:帝人エンテック株式会社 エンジニアリング研究所 CAE推進室 室長
  • 入社年:1986年
  • 専攻:工学研究科機械工学専攻

世界最大規模の炭素繊維製造設備設計にCAEを利用

世界最大規模の炭素繊維製造設備設計にCAEを利用

CAE(Computer Aided Engineering)は、材料設計や商品開発、生産設備の開発・設計を効率化するために重要な技術となっています。生産設備開発では従来、小さなパイロットプラントでテストをしながら大きな設備を作っていましたが、設計段階でコンピュータによるシミュレーションを積極的に利用することにより、テストを減らし大幅なコスト削減と開発スピードのアップが実現できます。

2008年4月、三島事業所に完成した炭素繊維「テナックス®」の大型製造設備設計にも、CAEの技術が多数利用されました。この設備は年間2700トンの生産能力を持つ世界最大規模のものですが、試運転は大きなトラブルも無くスムーズに終了し、予定どおりの生産体制を整えることができました。

炭素繊維の製造には重要な設備がいくつかありますが、その中で起こっている現象すべてを解明してから設計を行うのはなかなか困難です。そこで、今回のプロジェクトでは、現場の人とCAE推進室の間で定期的なミーティングを行い、どのような現象が起こっているのかを徹底的に検証。これまでにない複雑なシミュレーションモデルで計算を行うなど、当室が経験した中でも困難な仕事のひとつでしたが、スムーズに設備が立ち上がったことで社内にもCAEの効果を大いにアピールできたと思います。

CAE推進室は、社内のさまざまな開発セクションから依頼を受けてシミュレーションを行っています。最近では開発をスピーディに進めるために、シミュレーションによる検討を開発の初期段階に持ってくるフロントローディングが増える傾向にあり、ますますCAEの重要性が増しています。今後は、ビジネスの中にさらにCAEを浸透させて、あたかも電卓を使うかのように自然にシミュレーションを使うようにしたいと考えています。

モノ作りの中でいろいろなことにチャレンジできる機械系エンジニア

モノ作りの中でいろいろなことにチャレンジできる機械系エンジニア

近年、コンピュータ性能や計算技術の進歩により、CAEを活用できるシーンは増えています。CAEには、コンピュータや数値解析の知識も必要ですが、それよりも現場や製造技術に関する幅広い知識が、より求められます。エンジニアとしてのセンスも重要でしょう。たとえばある現場で糸が切れることが問題となっていて、CAEを利用して解決しようとするときには、まず現場を自分の目で見て糸切れの原因を論理的に考察することからスタートします。現場の人から相談を受ける場合でも、何が真の問題なのかを把握できなければなりません。そのため、部下には、「相手の真の目的は何か。そして我々に求められているのは何か、何をすべきか」を考えるように指導しています。

製造現場を知ることは基本のひとつで、現場との密接なコミュニケーションを持つことがきわめて重要です。ことあるごとに現場に出かけて、疑問に思うことはどんどん質問することです。新人の頃には、おそらく現場の人が言っていることが半分もわからないかもしれません。しかし、現場の知識が身についてくると、今度は言われたことを計算するだけではもの足りなくなってきます。メーカーに入社したからには、何らかの形でモノづくりに関わりたいという気持ちがあるからです。素材メーカーにいるエンジニアですから、計算して終わりではなく、さらにいいモノが作れるように提案したり、議論したりすることが仕事の面白さと言えるでしょう。帝人にはさまざまな技術分野の専門家がいるので、私でもいまだに、新しい出会いや知らないことに出会う楽しみがあります。 素材メーカーの機械系エンジニアは少数派なので、いろいろなことをやらざるを得ません。しかし、少数派だからこそ、自由に仕事ができ、責任あることを任され、いろいろなことにチャレンジできるというメリットもあります。入社したら、とりあえずは社内のいろいろなことに興味を持って欲しいと思います。私も新人には、ありとあらゆることをやらせるように心掛けています。そして、何でもよいからエンジニアとしての強みを持ってください。

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