研究開発戦略

テイジンは、“未来の社会を支える会社”を目指して、外部環境の変化を先取りして変革し続け、また、常に新しい価値を創出する研究開発を行っています。

また、中期経営計画2017‐2019「ALWAYS EVOLVING」では、成長戦略による基盤収益力の強化、発展戦略による新規コアビジネスの確立を推進するととともに、それを支える経営システム基盤の強化を図っています。

技術を核とした成長戦略のための研究開発戦略

テイジンは、技術革新が企業成長の基本であるとの認識のもと、基礎研究を含めたグループ全体の研究開発戦略を設定し、グループ各社の連携を強化して、研究成果の早期実現を図っています。

テイジンには、事業の持続的成長や事業構造の変革を可能とする基幹技術群と、それを支える高分子化学や創薬技術、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの基盤技術があります。これらの技術をベースに、「環境価値ソリューション」「安全・安心・防災ソリューション」「少子高齢化・健康志向ソリューション」を重点技術領域と定めて研究開発の強化を進めています。

ソリューション提供型ビジネスに向けての技術力強化

従来より、素材事業は顧客志向を掲げ、顧客のニーズや課題に対して最適の素材を提案し、供給することにより収益を上げてきました。一方で、従前の素材提供型のビジネスモデルでは、顧客・市場の潜在的なニーズの掘り起こしによる成長性のある新規事業の創発には限界があります。そのために、既存技術の幅出し、深掘りを行い、競争力をつけることはもとより、先端素材と高次加工技術の組み合せや顧客と一体となった商品開発の推進によって、ユニークな部材・デバイスの開発を行います。

また素材をフレキシブルに組み合わせることによって、顧客・市場にとって価値のある新たなソリューションの提供を可能にするために、テイジン内外にこだわらず活用できる素材領域の拡充を行っていきます。

新規ヘルスケア事業への展開

既存の医薬品や在宅医療事業の延長線だけでなく、新規医療機器、デジタルヘルスケア、整形インプラントデバイス、機能性食品素材の各分野において、製品・サービスのラインナップ多様化を進めるとともに、未病~疾病~介護の全てに対応するヘルスケア事業基盤の構築、情報プラットフォームを活用した新規事業の創出をしていきます。

製品・サービスラインナップの多様化

事業領域

事業領域の図

先端的な事業基盤の構築図

技術人財の育成

帝人テクノカレッジ

持続的な成長を実現するには、技術革新とそれを推進する技術人財の育成が不可欠です。テイジンでは、高分子を中心とした化学分野の研究者とのネットワーク構築および若手研究者の育成を目的とした「帝人21世紀フォーラム」の開催や、各専門分野の大学教授や研究者をメンバーとした「帝人技術アドバイザリー会議」における研究者と将来技術、革新プロセス、技術トレンドなどを議論する機会、そして国内外の最先端の研究機関への若手研究員派遣などを通じて、将来を担う技術人財の育成に力を入れています。また、OBを講師とする「帝人テクノカレッジ」などを通じて、現場での知識・技能・技術の伝承を図っています。

さらに、かつて帝人に在籍され2010年ノーベル化学賞を受賞された根岸英一先生(米国パデュー大学)を名誉フェローに迎え、根岸先生による特定テーマのコンサルテーションも実施しています。