サステナビリティ

重要課題とKPI

帝人グループは、自社とステークホルダーへの影響度を評価し、優先的に取り組む5つの重要課題(マテリアリティ)を特定しています。事業活動を通じて「重要社会課題」の解決に貢献することで、社会価値と経済価値の創出を図るとともに、その実現を支える経営基盤の強化に向けて「重要経営課題」に取り組んでいきます。これらの重要課題を軸として帝人グループのサステナビリティ経営を推進し、中長期的な企業価値の向上を目指します。

重要社会課題

重要課題1 「気候変動の緩和と適応」

脱炭素とレジリエンス向上に挑戦

ネットゼロ社会の実現に向けて、顧客やパートナーとともにエネルギー効率化や電動化に取り組みます。また、激甚化する自然災害や暑熱環境に対して、ソリューションを拡充し、社会のレジリエンス向上を支えます。また、自社グループのGHG排出量削減に努めることはもちろん、製品の環境負荷可視化を進めるとともに、軽量化・効率化のソリューション提供を通じ、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減に貢献します。

ソリューション例 モビリティ向け軽量化・電動化用途材料、再エネインフラ向け材料、暑熱対策衣料・製品、防災用製品など
KPI

重要課題2 「サーキュラーエコノミーの実現」

バリューチェーン全体で資源を循環

使い捨て型のリニアエコノミーからの脱却を目指し、パートナーと協働し、リサイクル技術やデジタル技術を活用することで、バリューチェーン全体での資源循環の仕組みを変革し、環境負荷低減を目指します。また、原材料や水資源等の使用量削減、リユース、リサイクルに取り組み、効率的利用に努めます。

ソリューション例 リサイクル原料・植物由来原料使用の素材・製品、高耐久性材料、ケミカルリサイクル技術、サーキュラーエコシステム構築など
KPI

重要課題3 「人と地域社会の安心・安全の確保」

あなたと地域社会を護ります

顧客やパートナーの安心・安全のニーズに向き合い、防護・防災・減災ソリューションを提供します。また、地球環境の保護のため、環境汚染防止、生態系保全にも貢献します。また、火災や事故のリスクに対し、保安・防災活動に取り組むとともに、生態系破壊や環境汚染のリスクがある有害化学物質について、適切な管理と効率的な利用に努めます。

ソリューション例 ライフプロテクション技術(防護服、エアバッグ基布等)、高性能有害物質除去素材・製品など
KPI

重要課題4 「人々の健康で快適な暮らしの実現」

医療の進化と先進素材で暮らしを豊かに

多様化する医療ニーズに応えるため、医療・介護にかかわるステークホルダーと協働することで、人々が望む場所で望む医療の提供の実現に貢献します。さらに、さまざまな人々のウェルビーイングの向上に向けて、衣類、住空間、移動の快適性を高めるソリューションを提供し、豊かな暮らしに貢献します。また、快適な職場環境を提供するとともに、長時間労働の是正、メンタルヘルスの向上に取り組みます。

ソリューション例 医療機器・医薬品・再生医療等製品、医療サービス、ICTによる医療支援、機能性衣料、パーソナルモビリティ部材など
KPI

重要経営課題

重要課題5 「持続可能な経営基盤のさらなる強化」

変化と共に成長する組織

外部環境の変化に柔軟に対応する組織体制を実現し、顧客起点型ビジネスへの転換を加速して、持続的な成長と顧客・社会への価値提供を支えます。顧客や社会の要求に迅速に対応できる 「生産・製造技術の向上」「イノベーション創出の加速」、多様な力を活かす「人的資本経営」、「デジタルトランスフォーメーション」による業務変革に重点的に取り組みます。

重要課題特定プロセス

帝人グループは、社会課題を幅広く把握・整理し、帝人グループにおける重要度とステークホルダーへの影響度の観点から重要課題の分析・抽出を行い、サステナビリティ管掌が外部有識者と対話した上、最終的には経営会議で帝人グループの重要課題(マテリアリティ)を特定しました。これらの重要課題は、ポートフォリオ変革を踏まえた新中期経営計画においても、引き続き優先的に取り組むべき課題であることを確認しています。

マテリアリティ特定プロセス

STEP1 課題把握・整理

SDGsを始めとする社会における課題のトレンドを広く把握、整理

STEP2 重要度判定

事業への影響度(ポジティブ側面・ネガティブ側面の双方を考慮)と、発生の見込み・確率の両面から、帝人グループにおける重要度を判定

STEP3 重要課題抽出

STEP2で分析した課題群から、帝人グループにおける重要度とステークホルダーへの影響度が特に高い課題を重要課題として抽出

STEP4 外部有識者とのダイアログ

帝人グループの重要課題の特定プロセスと抽出課題について、外部有識者と対話を実施

STEP5 重要課題の特定

経営会議において審議・確認し、「帝人グループの重要課題」を特定

KPI

KPIの目標と2025年度実績は以下の通りです。

重要課題 KPI 目標 2025年度実績
気候変動の緩和と適応 削減貢献量 2030年度
GHG総排出量 < 削減貢献量
3.24百万t-CO2e
(GHG総排出量:4.48)
自社グループGHG排出量
(スコープ1+2)
2030年度 30%削減*
2050年度 ネットゼロ
28%削減*
サプライチェーンGHG排出量
(スコープ3 カテゴリ1)
2030年度 15%削減* 12%削減*
カーボンフットプリント算定製品売上高比率 2030年度 70%に拡大 -
サーキュラーエコノミーの実現 淡水取水量売上高原単位 2030年度 30%改善* 24%改善*
サーキュラーエコノミーに資するソリューション提供拡大に関する内部管理⽬標を設定
人と地域社会の安心・安全の確保 有害化学物質排出量売上高原単位 2030年度 20%改善* 45%改善*
全労働災害度数率 1.0以下を維持 1.14
人々の健康で快適な暮らしの実現 「住み慣れた場所での療養をサポートした人数」に関する内部管理⽬標を設定
持続可能な経営基盤のさらなる強化 社員エンゲージメントスコア 2030年4月 68 64
多様性に関する比率 2030年4月
女性役員比率  30%
外国籍役員比率 30%
女性部課長比率 20%

22%
4%
10%
ビジネスモデル変革指標 2026年度
共創プロジェクト数8件以上
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  • *2018年度を基準年とする目標値、実績値