株主・投資家情報

CEOメッセージ

株主・投資家の皆様へ

2018年度の世界経済は、米中貿易摩擦等の先行き不透明な状況を背景に、米国においては緩やかな成長が持続したものの、欧州や中国では景気の減速がみられました。国内経済は、堅調な企業収益と雇用環境の改善等を背景に、緩やかな回復基調が続きましたが、今後の世界経済の先行きに注意が必要です。

このような状況のもと、帝人グループの2018年度の連結決算(累計)は、マテリアル領域では販売が堅調に推移した一方、原料価格上昇や複合成形材料事業の新規受注に伴うプロジェクト立上げ費用増の影響により増収減益となり、ヘルスケア領域では薬価・診療報酬改定や前期の導出対価(30億円)がなくなった影響を販売増でカバーした結果、増収微減益となりました。合計の売上高は前期比で6.4%増の8,886億円となり、営業利益は同14.1%減の600億円、経常利益は同11.1%減の603億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.1%減の451億円でほぼ前期並みとなりました。

次期の業績見通しは、売上高は9,100億円(前期比2.4%増)、営業利益は600億円(前期に同じ)、経常利益は600億円(同0.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は410億円(同9.0%減)となる見込みです。

2025年度を想定した長期ビジョン実現のためのポートフォリオ変革を中心とする中期経営計画2017-2019「Always Evolving」もいよいよ最終年度に入りました。マテリアル、ヘルスケアそれぞれの事業領域において基礎収益力を強化する成長戦略を着実に進め、新規事業を育てる発展戦略では必要な資源投入を継続します。

帝人グループは、100周年を機に、グローバルメッセージ「Future Navigation ~Toward the world we all desire~」を発信し、物質や素材だけの化学にとどまらず、未来の人の豊かさ(Quality of Life)を見据えた解決策(ソリューション)を提供していくことを宣言しました。今年は次なる100年の第一歩の年となります。「未来の社会を支える会社」となることを目指して、全社一丸となり、新たな価値の創造に取り組んでまいります。

株主・投資家の皆様には、変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。

2019年5月9日

代表取締役社長執行役員CEO

鈴木 純