株主・投資家情報

CEOメッセージ

株主・投資家の皆様へ

2018年度第3四半期の世界経済は、米国においては緩やかな成長が持続しましたが、欧州や中国では景気の減速がみられ、米中貿易摩擦を背景に先行き不透明な状況が継続しました。国内経済は、堅調な設備投資や雇用環境等を背景に、緩やかな回復基調が続きました。

このような状況のもと、帝人グループの当第3四半期累計期間の連結決算は、マテリアル領域では販売が堅調に推移した一方、原料価格上昇や複合成形材料事業の新規受注に伴うプロジェクト立上げ費用増の影響により増収減益となり、ヘルスケア領域でも薬価・診療報酬改定の影響を販売増でカバーしたものの、前年同期の導出対価(30億円)がなくなった影響があり増収減益となりました。合計の売上高は前年同期比で7.3%増の6,596億円となり、営業利益は同14.5%減の481億円、経常利益は同9.7%減の513億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別利益の計上が寄与し、同2.6%増の408億円となりました。

当年度の通期業績予想につきましては、当第3四半期連結累計期間の実績や足元の事業環境を踏まえ、売上高は8,900億円(前回予想9,000億円)、営業利益は600億円(同650億円)、経常利益は620億円(同670億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は460億円(同480億円)に修正します。

中期経営計画2017-2019「Always Evolving」も後半期に入りました。引き続き、「成長戦略」による基礎収益力の強化と「発展戦略」による新規コアビジネスの確立に向け、最適なバランスでの資源投入を追求していきます。マテリアルでは、自動車軽量化に向けた複合成形材料事業を北米から欧州、中国へと地域拡大を進めるとともに、研究開発から製造までの一貫体制の強化を図ります。ヘルスケアでは、医薬品・在宅医療分野の基礎収益力を強化しつつ、そのプラットフォームを活かした保険外事業へも進出し、新しい価値提供への変革を進めています。

帝人グループは2018年6月に創立100周年を迎え、多くの皆様からの祝福と、次の100年に向けた激励の言葉をいただきました。改めまして、これまでの長きにわたるご支援、ご協力に心より感謝を申し上げます。100周年を機に発信したグローバルメッセージ「Future Navigation ~Toward the world we all desire~」では、「人を中心に化学を考える企業」として、物質や素材だけの化学にとどまらず、未来の人の豊かさ(Quality of Life)を見据えた解決策(ソリューション)を考え、提供していくことを宣言しました。未来の人、社会はどうなるのかという命題に向き合い、想像を広げ、新たな価値の創造に取り組んでまいります。 帝人グループは今後も、創業以来のベンチャースピリットやチャレンジングなDNAを継承し、たゆまぬ努力と挑戦を続け、「未来の社会を支える会社」となることを目指します。

株主・投資家の皆様には、変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。

2019年2月4日

代表取締役社長執行役員CEO

鈴木 純