炭素繊維の航空機向け展開を強化
エアバスA220向け供給契約を延長
帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:鈴木 純)は、Bombardier Aerostructures and Engineering Services(本社:英国・ベルファスト市、社長:マイケル・ライアン、以下「ボンバルディア社」)向けに炭素繊維「テナックス」を供給していますが、このたびその供給契約を延長しました。
帝人とボンバルディア社は、2010年に炭素繊維「テナックス」の供給契約を締結し、主翼、センターウィングボックス(翼胴結合部)、尾翼などの構造材向けの指定原糸として供給してきました。このたび新たな供給契約を締結したことにより、契約期間が2025年まで延長されることとなります。
当社は炭素繊維事業の拡大に向け、航空機用途を注力分野の1つとしており、高強度高弾性率炭素繊維をはじめ、熱可塑性樹脂を使用した一方向性プリプレグテープ、炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板、熱硬化性プリプレグ、ノンクリンプファブリック(一方向に並べた炭素繊維の束を化学繊維糸で縫いつけたシート)など、幅広い製品展開により強力に用途開発を推進しています。このたびの契約延長を契機に、航空機向け炭素繊維製品のマーケットリーダーとしてソリューション提案力を一層強化し、2030年近傍までに航空機用途で年間900百万米ドル以上の売上を目指します。
当件に関するお問い合わせ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部
03-3506-4055