世界初!NVH改善と軽量化による環境価値ソリューションを提供

米国・フォード社の新型車種にGF-SMC採用

帝人グループで軽量複合材料製品の生産・販売・技術開発を手がけるコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(英語)(Continental Structural Plastics Holdings Corporation、本社:米国ミシガン州、社長:スティーブ・ルーニー、以下「CSP社」)のGF-SMC*1 部材が、このたび米国のフォード・モーター・カンパニー(本社:米国ミシガン州ディアボーン、社長 兼 CEO:ジム・ハケット、以下「フォード社」)の新車種に採用されました。

*1 GF-SMC:Glass Fiber-Sheet Molding Compoundの略。熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸させ、シート状にした成形材料。


フォード社とCSP社は、自動車の快適性の評価項目であるNVH(騒音・振動・ハーシュネス:Noise, Vibration, Harshness)の大幅な改善を目的として、このGF-SMC部材を使用することにより、世界初の二重壁構造のコンポジット製エンジンシュラウド*2「デュアル・ウォール・ダッシュボード」を共同開発しました。「デュアル・ウォール・ダッシュボード」は、フォード社が今夏より北米において展開を開始する「フォード・エクスプローラー」の2020年モデルに搭載されます。

*2 エンジンシュラウド:エンジンルーム内の部品を保護するための構造材。

デュアル・ウォール・ダッシュボード

「デュアル・ウォール・ダッシュボード」は、エンジン後部をカバーするとともに、エンジンルームの両サイドにあるストラットタワーまでを覆い、エンジンルームとフロントバルクヘッドの間に密閉性の高い空間を設けます。これにより、エンジンルーム内で発生する騒音を消散させることでNVHを大幅に改善します。そして、こうした機能を備えつつ、従来のスチール素材では成形が困難な薄肉かつ複雑な形状をわずか4点のGF-SMC成形部材で実現し、エンジンルーム内の限られた空間への収納が可能となりました。また、12ポンド(約5.5kg)と軽量で、エンジンルーム内の電気部材の熱防護機能も有しています。「デュアル・ウォール・ダッシュボード」は、CSP社のコノート工場(米国オハイオ州)で製造されます。


当社はTier1サプライヤーとして、素材選定から部品設計にまで踏み込んだ提案力の強化や、グローバル安定供給体制の確立を図るとともに、2020年以降の環境規制強化に対応した車体の軽量化に向けて、使用材料の拡充や他メーカーとの協業なども進め、マルチマテリアルでの部品供給メーカーとしてソリューション提案力を強化していきます。そして、2030年近傍には、自動車向け複合材料製品事業の売上を2,000百万米ドル規模へと拡大していきます。



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