中国合弁企業のコンポジット技術がアワードを受賞

帝人グループで軽量複合材料製品の開発・生産・販売を手がける米国・コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(英語)(以下「CSP」)の中国合弁であるCSP-Victall(英語)は、このたび、自社開発によるコンポジット部品が高く評価され、「CCE-JECイノベーションアワード」において新規用途部門を受賞しました。


「CCE-JECイノベーションアワード」は、世界最大の複合材料関連団体であるJECグループが、中国における優れたコンポジット技術を評価するもので、既に15年の歴史があります。

「Yuhu5」

このたび受賞したのは、CSP-Victallが江鈴汽車股份有限公司のピックアップトラック「Yuhu3」および「Yuhu5」向けに開発した中国初のコンポジット製ピックアップボックス(荷台)です。CSP-Victallが独自開発したSMC*を使用することにより、スチールを使用したピックアップボックスに比べて約30%の軽量化を実現した他、優れた耐腐食性や耐衝撃性、および部材点数の削減により成形工程を大幅に短縮し、コスト効率を大幅に向上させたことが高く評価され、このたびの受賞に至りました。

* SMC:Sheet Molding Compoundの略。熱硬化性樹脂を繊維に含浸させ、シート状にした成形材料。


帝人グループは、「自動車向け複合材料事業の展開」を発展戦略の1つとして掲げており、今後も複合化を強みとした技術開発に一層注力し、車体軽量化のソリューションプロバイダーとしてグローバルに事業を展開していきます。



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