CFRTP製のピックアップボックスがアワード受賞

帝人(株)ならびに帝人グループで軽量複合材料部品の開発・生産・販売を手がける米国・コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(英語)(以下「CSP社」)は、世界初の量産自動車向けCFRTP部品が高く評価され、このたび「CAMX Unsurpassed Innovation Award」を受賞しました。

「GMC シエラ・デナリ 1500」
「カーボン・プロ」

当アワードは、米国の複合成形材料業界団体である「ACMA」と、国際的な複合成形材料業界団体である「SAMPE」が毎年共同で主催している展示会「CAMX」において、市場への影響が大きかったコンポジット技術を評価し表彰するものです。

そして、このたび受賞したのは、帝人(株)の熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)製品「Sereebo®(セリーボ)」を用い、帝人(株)とCSP社が、GMとの共同によりピックアップトラック向けに開発したピックアップボックス(荷台)「カーボン・プロ」です。

「カーボン・プロ」は、「Sereebo®」シリーズの製品を使用することで、スチールを使用したピックアップボックスに比べて約40%の軽量化を実現するとともに、約10倍の耐衝撃性を有し、耐腐食性にも優れています。また、従来の素材では量産できなかった複雑なデザインの成形にも対応することができ、リサイクルも容易です。こうした特性が高く評価され、このたびの受賞に至りました。

帝人グループは、「自動車向け複合材料事業の展開」を発展戦略として掲げています。今後も、複合化を強みとした技術開発に一層注力し、あらゆる顧客ニーズに対応できる車体軽量化のソリューションプロバイダーとして、グローバルに事業を展開していきます。


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帝人(株) コーポレートコミュニケーション部
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