パラ系アラミド繊維「トワロン®」の生産を増強

帝人グループでアラミド事業を展開するテイジン・アラミドB.V.(オランダ)は、グローバル市場における需要の拡大に対応するため、パラ系アラミド繊維「トワロン®」の生産能力を2022年までに25%以上増強することとしました。

「トワロン®」は、高強度、軽量で高い耐久性を有するパラ系アラミド繊維として、自動車、航空用コンテナ、防護、ロープやケーブルなどの海洋用途など幅広い分野で使用され、その高い機能性を発揮しており、グローバル市場において確固たる地位を築いています。

こうした中、テイジン・アラミドB.V.では、2017年より生産の効率化による生産能力の向上を図りながら、近年はほぼフル稼働で生産を続けていましたが、国内外におけるさらなる市場成長や需要拡大に対する対応力を強化するため、大きな設備投資を伴う生産増強の実施を決定しました。

このたびの生産能力増強は、原料を製造するデルフザイル工場(オランダ・デルフザイル市) と、紡糸を行うエメン工場 (オランダ・エメン市) の2工場で実施します。さらに、今回の設備投資にはCO2排出量の削減技術の導入を組み込み、これにより社会と企業の持続的な発展を目指します。

帝人グループは、注力すべき重点領域の1 つとして「環境価値ソリューション」を掲げており、今後も、軽量化素材による環境性能向上や循環型社会の実現に貢献していきます。


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