Envision Racing Formula E Teamへの協賛活動
帝人グループは、電気自動車(EV)のフォーミュラカーレース「Formula E(ABB FIAフォーミュラE世界選手権)」に参戦し、地球温暖化への意識啓発とEVへの移行を目指すEnvision Racing(エンビジョン・レーシング)を2020年から支援しています。
Envision Racing、フォーミュラ E シーズン 9の世界チャンピオン!
シーズンを通して、驚異的な成果を積み重ねた末、チームはフォーミュラ Eのチャンピョンの座をつかみ取りました。チームのドライバーである、ニック・キャシディとセバスチャン・ブエミは、それぞれ、ドライバー順位で2位と6位になり、チームが、2位のチームと12ポイントの差をつけて、チャンピョンの称号を手にするのに十分なポイントを獲得しました。



帝人グループが支援する意義
Envision Racingは、「Race Against Climate Change(地球温暖化に挑むレース)」をミッションとして掲げ、EVや再生可能エネルギーの普及を推進し、カーボン・ニュートラル認証を受けた最初のチームです。「COP26」(第26回気候変動枠組み条約締約国会議)では、国連のパートナーとして、啓発活動をサポートし、現在もEVの普及に関わる活動を継続しています。
このようなチームビジョンや活動に共感し、「気候変動の緩和と適応」に向けた帝人グループの企業姿勢を、グローバルに幅広いステークホルダーへ伝えることに加え、環境負荷低減に資する自社の技術や製品の自動車業界における認知拡大を目指し、2020年から支援を開始しました。チームが主催する環境啓発イベント「Race Against Climate Change」にも積極的に参加し、持続可能な都市のあり方等について提言をしています。
Envision Racingの主要メンバー

マネージングダイレクター兼CTO
Sylvain Filippi
シルヴァン・フィリッピ
Envision Racingの創設メンバー。「再生可能エネルギー、スマートグリッド、EVの組み合わせが私たちの生活を根本的に変え、気候変動に対するソリューションになる」という強い信念を持ち、活動している。

ドライバー
Nick Cassidy
ニック・キャシディ
2008年のFormula Firstチャンピオンシップでキャリアをスタート。2010年にはルーキーオブザイヤーに選出。日本のモータースポーツの三冠も達成している。

ドライバー
Sebastien Buemi
セバスチャン・ブエミ
2004年ドイツで開催されたフォーミュラBMWでデビュー。Formula E(ABB FIAフォーミュラE世界選手権)では、29回の表彰経験のうち、13度も優勝に輝くなど正真正銘の実力派ドライバーである。
Formula E(ABB FIAフォーミュラE世界選手権)
「Formula E(ABB FIAフォーミュラE世界選手権)」は、地球温暖化問題への意識啓発やEVの普及促進を目指し、2014年より開催されているEVのフォーミュラカーレースです。車体の動力に化石燃料を使用せず、レース運営に伴うCO2排出量も極限まで抑えた、世界初のネット・ゼロのスポーツです。低騒音で排気ガスを出さないことから、レースは世界の大都市を中心に各国の市街地で開催されています。

地域の特色が出るコースも、Formula E(ABB FIAフォーミュラE世界選手権)の見どころの一つである。

シーズン9から導入された第三世代「Generation 3」。軽量化したボディ、大幅に向上した出力とエネルギー回生率で、よりスピード感のある環境に優しいレースへと進化した。