サステナビリティ
有害物質の排出削減
事業活動に伴う有害化学物質排出量を計画的に削減するとともに、環境汚染防止に努めています。
有害化学物質*1の排出削減
2030年度グループ目標(KPI)
有害化学物質量の売上高原単位を2030年度までに2018年度比20%改善
有害化学物質の漏洩防止強化の継続や発生の少ない工程への移行により有害化学物質の排出削減に取り組んでいます。
2022年度も、炭素繊維や樹脂の各事業で有害化学物質の削減や漏洩防止の対策を継続していますが、複合成形材料事業の増設などもあり、2022年度の有害化学物質排出量は、前年度比5%増の780トンとなりました。売上高原単位は前年度比4%改善しました。
- *1化管法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)第一種指定化学物質および一般社団法人日本化学工業協会指定化学物質のうち、国際連合が定めるGHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)分類における水性環境有害性またはオゾン層への有害性を有する化学物質を対象として、大気、水域、土壌への排出量を集計
有害化学物質の排出量と売上高原単位の推移
- *化管法第一種指定化学物質および一般社団法人日本化学工業協会指定化学物質のうち、国際連合が定めるGHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)分類における水性環境有害性またはオゾン層への有害性を有する化学物質を対象として、大気、水域、土壌への排出量を集計
- *売上高原単位は、2021年度より保証を受けています。算定する際には、連結売上高を分母に適用して算定しています
化学物質排出量上位10物質
- *赤文字は、化管法第一種指定化学物質
大気への負荷
燃料使用に伴うNOx排出量は前年度比14%減の0.90千トンとなり、SOx排出量は前年度比9%減の2.13千トンとなりました。一方、揮発性有機化合物(VOC)の排出量は、前年度比16%増の1.56千トンとなりました。
NOx排出量の推移
- *2024年1月に過年度数値を修正
SOx排出量の推移
VOC排出量の推移
土壌・地下水汚染の防止
帝人グループでは、所在する国・自治体の土壌汚染防止に関する法令を順守するとともに、「土壌・地下水汚染防止基準」を制定しており、これに基づいて事業活動に使用している土地・地下水の汚染防止に努めています。