サステナビリティ

生物多様性への取り組み

帝人グループは、持続的発展が可能な社会を希求し、企業理念にある「地球環境との共生を図り、自然と生命を大切にします」を実現するため、原料調達から生産、製品の使用まで、あらゆるプロセスを含む製品のライフサイクル全体で生物多様性に配慮し、環境への負荷の低減を図っています。

事業活動による生物多様性喪失リスク

帝人グループでは、事業活動による生物多様性に影響を与える要素を見える化した「事業活動による生物多様性喪失リスクマップ」を作成し、事業活動による生物多様性への影響を認識した上で、保全活動を展開しています。なお水リスクについては、製造拠点別のリスクを分析しており、現時点で深刻なリスクを抱えている拠点はありませんが、水使用量に制限懸念がある地域にある拠点では、製品洗浄工程での使用量削減をプロジェクト化するなど対策を進めています。

事業活動による生物多様性喪失リスクマップ

主な取り組み

野鳥の定点観測会

帝人(株)岩国事業所は公益財団法人日本野鳥の会に協力いただき、調整池の安全性と生物多様性における意義を確認するとともに、環境への関心を深めるため、「野鳥の定点観測会」を毎年行っています。

2019年度は、2020年1月18日に実施し、キンクロハジロなど8種類約100羽の野鳥を観測しました。帝人(株)の環境保全活動の成果として、良好な水質状態が維持されていることが確認されています。2022年度は、コロナ禍のため活動は中止しています。