サステナビリティ

社会貢献

帝人グループ共通の社会貢献活動を展開するとともに、事業グループや事業所の個性を生かした社会貢献活動を行っています。

帝人グループ社会貢献基本方針
  1. 1.社会貢献活動は、帝人グループの企業理念の追求ならびに行動規範の実践として位置づける。
  2. 2.事業特性や地域性を尊重した社会貢献活動を積極的に行う。
  3. 3.社員のボランティア活動を推奨し、ボランティア人財育成のための支援を行う。
  4. 4.グループ横断的活動としての社会貢献は、「環境」「国際交流」「社会教育」を重点分野とする。
  5. 5.自然災害発生の際の義援金等人道的目的の寄付については、必要に応じて実施する。

帝人グループの社会貢献活動推進体系

帝人グループは、行動規範に基づき「学術・教育」「文化」「スポーツ活動」「環境保全活動」「防災活動」の観点から、事業グループや事業所ごとに社会貢献活動を推進しています。

また、CSR企画推進部が中心となって、社員が気軽に取り組めるグループ横断的な社会貢献プログラムを提案するほか、ボランティア活動を支援しています。これらの取り組みを通じて、主体的に社会貢献活動に参加し、推進できる人財を育成しています。

2019年度の社会貢献活動支出実績

2003年度に日本経団連の1%クラブに登録して以降、経常利益の1%以上を目標として社会貢献費用に充てています。2019年度の社会貢献活動支出は約5.2億円で、経常利益の1.0%でした。

2019年度社会貢献活動支出実績

2019年度社会貢献活動支出実績

2019年度社会貢献活動支出実績内訳

項目 内容 金額(百万円)
金銭 社会貢献活動に関わる寄付金および経費として支出したもの 421
現物寄付 自社製品の社会福祉団体への提供など、現物で提供したもの 2
施設開放 体育館やグラウンドの一般開放など、自社施設の開放・提供に関わる経費 16
社員の参加・派遣 社員が業務の一環として地域行事に参加する、講演会での講師を務めるなど、勤務時間内に社会貢献に類する活動に参加した社員の人件費など 80
合計   519
  • *国内外グループ会社実績、日本経済団体連合会「2018年度社会貢献活動実績調査実施要領」に準拠。

地域コミュニティ発展への支援

学術・教育

日本および中国での奨学金制度

帝人グループは、日本における化学繊維工業のパイオニアである久村清太氏の偉業を称え、独創的な研究開発精神の継承発展と、国家・社会の発展と文化創造に貢献する若き科学技術者の育成を目的として、1953年に「帝人久村奨学金」を創設しました(2011年より「(公財)帝人奨学会」に改組)。企業が設立・運営する奨学会制度としては、日本で最も歴史のある団体の一つであり、2019年度は43人に奨学金を給付し、これまでに1,600人以上の技術系学生を支援してきました。

また、2010年6月には、中国での奨学金制度も創設しました。給付額は1人当たり年間8,000元で、返還義務はありません。給付対象は、北京大学、清華大学、復旦大学、上海交通大学の技術系修士課程在籍者です。2019年度は36人に奨学金を給付しました。

「南通帝人愛心慈善助学基金」の創設

帝人グループの中国におけるテキスタイル製造・販売拠点である南通帝人有限公司は、2014年4月に江蘇省南通地区の中学・高校・大学に通う学生を対象とする奨学基金「南通帝人愛心慈善助学基金」を創設しました。
この基金は、南通地区への貢献と、同地区の学生への経済的助成を目的としたもので、一般企業名を冠した南通開発区初の基金となります。2019年度は「南通開発区慈善教育基金奨学・助学金」に対し、1.6万元の支援を行いました。

「科学の甲子園 全国大会」に協賛

科学の甲子園は、産官学一体となった科学技術系人材の育成を目的に国立研究開発法人科学技術振興機構が2011年度に創設したものです。

第7回科学の甲子園ジュニア全国大会での「帝人賞」表彰の様子(広島県代表チームに授与)

帝人グループは2011年度より高校生向けの「科学の甲子園」と2013年度から新たに創設された中学生向けの「科学の甲子園ジュニア」に協賛し、ダイバーシティ推進に注力している企業として、女性生徒の比率が高いチームの中で最も優秀な成績を収めたチームに「帝人賞」を授与しています。

2019年12月に開催された中学生向け「科学の甲子園ジュニア」全国大会では、広島県代表チームに「帝人賞」を授与しました。2020年3月に開催予定だった高校生向け「科学の甲子園」全国大会については、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となりました。

スポーツ活動

「全国高校サッカー選手権大会」に協賛

帝人グループは、企業理念である「Quality of Lifeの向上」「社会と共に成長します」に基づき、「アマチュアスポーツ支援」「青少年のスポーツ支援」といった社会貢献を目的に、1991年より「全国高校サッカー選手権大会」に協賛しています。各都道府県の代表校には、人工皮革「コードレ」を使用したサッカーボールの寄贈も行っています。

東南アジアのサッカー少年少女の夢をサポート

Teijin Polyester(Thailand)は、2012年から一般社団法人Japan Dream Football Association(JDFA)のオフィシャルスポンサーをしています。JDFAは、ガンバ大阪の元キャプテンである木場昌雄さんが2011年に設立した組織で、東南アジア諸国におけるサッカークリニック開催などの活動を通じて、未来ある子どもたちに夢を与えるとともに、日本とアジアのサッカーの発展を目指しています。

環境

「エコプロ2019」で環境教育を実施

帝人グループは、国内最大級の環境展示会である「エコプロ2019」に出展し、ブース内で環境授業を実施しました。使用済みペットボトルがポリエステル繊維にリサイクルされるまでの工程を、実際にサンプルを触りながら学べるようにし、リサイクルの大切さやペットボトルを回収する際の注意点を実感してもらいました。

「野鳥の定点観測会」を開催

帝人(株)岩国事業所は公益財団法人日本野鳥の会に協力いただき、調整池の安全性と生物多様性における意義を確認するとともに、環境への関心を深めるため、「野鳥の定点観測会」を毎年行っています。

2019年度は、2020年1月18日に実施し、キンクロハジロなど8種類約100羽の野鳥を観測しました。帝人(株)の環境保全活動の成果として、良好な水質状態が維持されていることが確認されています。

ボランティア人財の育成

グループ横断的活動

ボランティアサポートプログラムの推進

2011年6月、「ボランティアサポートプログラム」を創設しました。このプログラムは、国内グループ社員が取り組むボランティア活動の中から運営委員会が支援先を選定し、社員・役員有志や会社の寄付などからなる「帝人グループ社会貢献基金」を通じて活動費用を一部サポートするというものです。

NGOクワトロ
日本自然保護協会 自然観察指導員 東京連絡会

2019年度は、下記11カ所の非営利団体に活動資金を寄付しました。

  • 「特定非営利活動法人 NGOクワトロ」(10万円)
  • 「ワークライフ・コラボ」(10万円)
  • 「特定非営利活動法人 子どもへのまなざし」(10万円)
  • 「特定非営利活動法人 松山自殺防止センター」(10万円)
  • 「日野の自然を守る会」(6万円)
  • 「発達に遅れのある子の保育・療育支援にじの会」(10万円)
  • 「特定非営利活動法人 日本ガラパゴスの会」(10万円)
  • 「特定非営利活動法人 見沼ファーム21」(10万円)
  • 「日本自然保護協会 自然観察指導員 東京連絡会」(10万円)
  • 「帝人サッカースクール」(10万円)
  • 「公益社団法人 大阪自然環境保全協会」(10万円)

「絵本を贈る活動 ~book dream project~」を実施

インドネシア語の訳語を貼った絵本

国内グループ社員から提供された古本などを換金して日本の絵本を購入し、外国の図書館等に寄贈する「ブック・ドリーム・プロジェクト」を2008年度から継続して行っています。寄贈に当たっては、現地の言語に翻訳した訳語シールを社員有志がボランティアで絵本に貼り付け完成させています。2019年度はインドネシアの図書館、養護施設や学校・幼稚園の図書室に36冊を寄贈しました。また、「シーカー・アジア財団」が行うタイの移動図書館活動に換金額のうち64,337円を寄付しました。

環境フォトコンテストを開催

帝人グループは、社員が環境について考えるきっかけづくりとして、自然環境を被写体とするフォトコンテストを実施しています。2019年度は「守りたい!自然の豊かさと生き物たち」をテーマに作品を募集し、地球が見せる豊かな表情を切り取った作品の中から、帝人グループ社員のウェブ投票による各賞と、CSR管掌特別賞を選出しました。

金賞作品「天の川と富士山」
銀賞作品「夕暮れと雲」
銅賞作品「大銀杏」
特別賞「これからの未来に向かって」

被災地支援

東日本大震災被災地への継続支援

東日本大震災の被災地に対して、義援金や毛布・マスクなど生活支援物資の提供、および酸素ボンベや酸素濃縮装置など在宅医療機器の無償提供など、総額5億円以上の支援を行ってきました。

岩沼「みんなの家」

また、事業活動を通じて、継続的な復興支援にも取り組んでいます。 IT事業グループのインフォコム(株)は、2013年、宮城県岩沼市に多目的施設の岩沼「みんなの家」を開設し、ITを活用した農業の復興支援と、復興支援を継続するための事業の創出を行っています。帝人フロンティア(株)は、2015年4月に大妻女子大学と共同で、汗をかいても快適に過ごすことができるポリエステル高機能素材「エコピュアー」を使用した高機能Tシャツ700枚を、被災した児童に寄贈しました。帝人フロンティア(株)では、2015年度より3年間、東日本大震災の復興支援の一環として福島県の安達太良山を舞台に開催されている世界的なウォーキングイベント「オックスファム・トレイルウォーカー」に協賛しました。

熊本地震被災地への支援

2016年4月に発生した熊本地震の被災地に対して、義援金や自社製品の支援物資の支援を行いました。

支援物質

  • あったかすっぽりケット:600枚
  • 軽量あったか毛布(「V-LAP」使用):600枚
  • 吸水パット(「ベルオアシス」使用):20,000枚
  • 不織布マスク:52,250枚
  • ブランケット(「コーネックス」使用):100枚
  • 避難所の間仕切り用生地:約1,000m
テクノ仮設団地内「みんなの家」

このほか、2016年12月には、IT事業グループのインフォコム(株)が熊本県益城町「テクノ仮設団地」内に多目的施設「みんなの家」を開設しました。完成式典参列時には宮城県岩沼市産の新米「ひとめぼれ」700袋・約700kgを仮設団地居住者に無償提供しました。

自然災害による被災地への支援事例

帝人グループでは、自然災害によって被災された皆様の支援や被災地の復興に役立てていただくことを目的に、寄付や製品の無償提供を行っています。

岡山県倉敷市の避難所(小学校)
<日本での主な支援>
帝人(株)は、2018年7月18日に「平成30年7月豪雨」の被災地支援として総額1,100万円、2018年9月27日に「北海道胆振東部地震」の被災地支援として総額300万円の義援金を寄付しました。
2019年10月25日には、「令和元年台風19号」の被災地支援として、総額500万円の義援金を寄付しました。
グループ会社では、帝人フロンティア(株)が「平成30年7月豪雨」の被災地支援として、避難所における避難者のプライバシー確保のため、再生紙の紙管と布で作った間仕切りを設置する取り組みに使用する生地を提供しました。
<海外での主な支援>
グループ会社では、2018年10月24日にTeijin Carbon Fibers, Inc.が、ハリケーン「フローレンス」の被災地支援としてサウスカロライナ州のNPO「Harvest Hope Food Bank」に義援金として5,000ドルを寄付したほか、Continental Structural Plastics Inc.が、ノースカロライナ州に所在する製造拠点を介して沿岸地域の居住者に洗面用具セットを寄付しました。

新型コロナウイルス感染防止に向けた支援

帝人グループ全体(国内・海外)で、医療機関・福祉介護施設・航空会社(帰国チャーター便)など、エッセンシャルワーカーが従事する施設へマスク約95,000枚、防護服300着、ニトリルゴム手袋3,200枚などを寄贈しました。
また、国内では、フェイスシールド用ポリカーボネート樹脂シート(70万円相当分)およびマスク用不織布生地(90万円相当分)を製造企業などに無償提供しました。
海外では、Esteve Teijin Healthcare(スペイン)が病院へ約70万円を、CSPグループ(US)がフードバンクへ約10万円を、帝人化成複合塑料(上海)が慈善団体へ約5万円を寄付したほか、Inapal(ポルトガル)では、ボランティア消防士として活動した従業員の給与を保障しました。
これらの支援は金額換算で総額1300万円相当となります(2020年2月~6月末)。

また、新型コロナウイルス感染症対策支援宣言を行い、新型コロナウイルス感染症の診断、予防、封じ込め、および治療をはじめとする新型コロナウイルス感染症の蔓延終結を目的とした行為に対しては、一切の対価や補償を求めることなく、当社が保有する特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利行使を一定期間行わないことを宣言しています。