INTERVIEW

技術系
年次は問わない。
やりたいことを問う。
テイジンは、ベンチャーです。
再生医療・埋込医療機器研究開発職
2017年入社
総合化学 専攻

新しいことを、最短距離で。

テイジンを選んだ理由を教えてください。

もともとテイジンには、化学系メーカーでありながら医薬品に強いイメージを持っていました。医療現場とのネットワークが構築されていて情報が手に入りやすく、研究開発のスパン短縮につながるのではないかと考えたんです。入社するなら、在籍中にひとつは新製品を世に出せるところがいいと思っていましたから。

新しいことに挑戦したかったんですね。

そうなんです。会社説明会で「テイジンは、医療機器の分野ではベンチャーです」とはっきりおっしゃっていたのにもとても惹かれましたね。大手がなかなか手を出せないニッチな医療分野にも、苦しんでいる患者さんは大勢いらっしゃいます。そんな患者さんの根治を目指すような、これまでにない医療機器をゼロから生み出せるのではないか。そんな期待が膨らみました。

市場調査から、試作まで。

現在はどんなお仕事を?

もともと研究開発としてキャリアをスタートさせたのですが、今は事業企画という立場で、心・血管修復パッチ「OFT-G1」の応用テーマを探索しています。心・血管修復パッチとは、心臓血管手術の際に欠けている組織の補填などに使うもの。これまでは、特に小児の場合、パッチが体の成長についていけずに再手術が必要になるケースが多かったのです。OFT-G1の特徴は、材料が成長とともに伸長し、一部が自己組織と置き換わっていくこと。再手術のリスクを抑え、患者さんやそのご家族の負担を減らすことができます。この画期的な製品をさらに別の医療分野へ展開するため、さまざまな有識者にリサーチをかけ、試算した市場規模も考慮に入れながら検討を進めているところです。

どんな難しさがありますか?

ドクターなど、有識者へのヒアリングには戸惑いましたね。手術に同席したものの、ドクターに何ひとつ話しかけられなかったこともあります。落ち込んでいても仕方がないので、反省点をそのたびに書き出し、次回から意識することで少しずつ改善できました。また、研究開発時代に使っていたツールを応用し、幅広い領域を効率的に調査できるよう工夫もしています。経験のない領域でも、論理的に取り組めば対処できるのだと学びました。

テーマが決まった後はどうする予定ですか?

その時点で、私も事業企画から研究開発に戻り、引き続き製品化まで手がけることになっています。もともと「テーマの立ち上げから製品化まで、一貫してひとつの製品に携わってほしい」という話をいただき、事業企画に異動した経緯があるんです。

手を挙げる。それが自分の仕事になる。

企画から製品化まで。そういう携わり方はよくあるんですか?

いえ、私が第1号じゃないでしょうか(笑)。いま私の所属部署では、事業企画から研究開発までを手がけられるオールラウンダーを育成しようとしています。言ってみれば、私はテストケースですね。私がちゃんとやり切ったなら、他にも若手のオールラウンダーが育成されることになると思います。やりがいはとても大きいですが、責任も重大です(笑)。

テイジンに向いているのは、どんな人だと思いますか?

部署によっても違うと思うのですが、医療機器に限っていえば、その風土はベンチャーです。パターン化された仕事はひとつもありません。自分から「こういうことがやりたい」と働きかけないと、まわりも何を任せたらいいのかわからないんです(笑)。ですから、主体性を持って仕事を進めていきたい人に向いていますね。「自分で決めていいよ」と言われる環境に尻込みせず、失敗を学びに変えていける人なら、きっと楽しめるはずです。

ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30出社/メールチェックと返信
  • 9:00実験計画書の作成
  • 10:00テーマ担当者との週報(ミーティング)で実験進捗を確認
  • 12:00昼休み
  • 12:45実験
  • 15:00依頼先の材料加工会社と、加工条件や納品個数、納品時期についてのミーティング
  • 16:00実験データをまとめる
  • 17:00退社