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変革のプロジェクト フェブリク」。高尿酸血症・痛風治療剤として、世界で約40年ぶりの新薬を開発。

始まりは、たった一人の研究者の情熱。始まりは、たった一人の
研究者の情熱。

「痛風」。学生の皆さんには、耳慣れない病気かもしれません。痛風とは、プリン体の分解によって「尿酸の結晶」が関節内に沈着して、痛みが発症する病気。プリン体はビールや肉、魚介類に多く含まれていて、痛風は現代人の食生活の変化に伴って増加しつづけている生活習慣病の1つです。

1988年、まだ痛風という病気に、ほとんどの研究開発者が注目していなかった時代。いち早くこの分野に着目した研究者がいました。テイジンの開発者・近藤史郎フェローです。「日本人の食習慣は大きく変化している。痛風の潜在患者は増えていくはずだ」。近藤はこの分野にチャンスを見出し、新薬開発をスタートさせました。これが「フェブリク」の始まりでした。

当初のプロジェクトメンバーは、近藤ただ一人。しかし、周りにはテーマの将来性に賛同し、自由意志から協力してくれる仲間が一人、また一人と増えていきました。既存薬を超える有効性と欠点の改善のために、数えきれないほどの共同実験と議論を繰り返し、1991年、ついに従来の薬に対し、1,000〜10,000倍という強い活性をもつ化合物、フェブキソスタットの合成に成功したのです。その後、有効性の検証、安全性や品質を確認する試験を経て、1996年に臨床試験へ。この段階でも優れた効果が確認され、研究開発者たちに大きな驚きをもたらします。プロジェクト開始から8年。当初は誰も見向きもしなかった新薬開発に、世の中が注目し始めたのです。


驚きは、海を越え、世界中に広がっています。驚きは、海を声、
世界中に広がっています。

「フェブリク」は、既存の薬にはない大きな2つの違いをもたらしました。一つは、従来の薬は腎機能が低下している患者さんには用量制限が必要だったのに対し、「フェブリク」は腎臓に負担をかけないことから、腎機能が低下した患者さんでも服用しやすくなりました。そして、もう一つの違いは、国内で初めて「高尿酸血症・痛風」の適応を取得したことです。高尿酸血症は、痛風や尿路結石、腎障害を引き起こすだけでなく、高血圧、糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームと合併し、心筋梗塞や脳卒中のリスクとなる可能性も指摘されています。国内の高尿酸血症の患者数は、潜在患者を含め約1,600万人。「フェブリク」は痛風のみならず、より深刻な病気のリスク回避を期待されています。

また、日本国内にとどまらず、世界中に「フェブリク」は広がりつつあります。1999年にアメリカで、2003年には欧州で、2004年には韓国で、次々と大手製薬メーカーとのライセンス契約を締結。そして、2009年には、「ULORIC」(ユロリク)の名称で米国、2010年には「ADENURIC」(アデニュリク)の名称で欧州の販売がスタート。販売提携国は中国・東南アジア・オセアニア・中南米・中東・北アフリカなど117の国と地域への展開を予定しています。一人の研究者の熱意が今や、世界中の患者さんのQuality of Lifeの向上に貢献しつつあるのです。一人ひとりの挑戦が、テイジンを変え、世界を変えていく。次の挑戦の担い手は、あなたかもしれません。

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